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2017年01月06日21:44

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2年生アーチャー目指せ中級者 ㉚

《新トレーニング》
けいはんなアーチェリーへ初めて行った時に教えてもらったトレーニングは、肩甲骨をしっかり動かすためのトレーニングでした。

これに関しては、元々肩甲骨をしっかり動かす事が出来ていた方は、より大きな可動域を作る為のトレーニングをすれば事足り、さらに、最初からアーチェリーに必要な肩甲骨の可動域がある方は、直ぐに次のトレーニングに進むことが出来るのだと思います。

ところが、20年近く、運動らしい運動をしていなかった上に、長年のデスクワークで、万年肩凝り状態の私の肩甲骨は、がっちりと固まって全くと言っていい程、動かない状態でした。
肩甲骨なんて、意識して動かす事が出来るものなのかと、疑問に思ったくらいでした。

あれから1年。トレーニングの成果で、肩甲骨はしっかりと動くようになりました指でOK
全く動かなかった、私レベルの人だと、しっかり動くようになるまでは、1年くらいはかかるそうなので、動かなかった人としては、平均的な期間なんでしょう。

肩甲骨を正しい位置まで導く事が出来るようになったので、次は、新しいトレーニングです。

新しいトレーニングは、肩甲骨を正しい位置でしっかりキープした状態で、上腕を正しく動かす事が出来るようにするというものです。

これが、やってみると、今まで実射でやっていたつもりでも、出来ていなかったことがはっきりと分かります。

まず、筋力が足りません。肩甲骨を正しい位置まで持ってこれるのですが、その位置で固定してキープするだけの筋力がありません。
恐らく、単に力比べをすれば、私は180cm・90kg以上有る結構なガタイなので、まだまだ、強い部類だと思います。
でも、アーチェリーに必要な部位の筋力は全く足りないという事です。
それでも、利き腕側の右側の肩甲骨を背骨側に引き寄せる力はそれなりにあるのですが、左側がまだまだです。

次に、肩甲骨が安定する正しい位置までもって来た状態で、上腕を正しく動かすための柔軟性が足りません。
これも、トレーニングで、しっかりと柔軟性をつけるしかありません。

正しい射までの、後ほんの少しの道のりです。しっかり新しいトレーニングに励みます。
 
 
 
《肩甲骨について》
アーチェリーに肩甲骨が重要だという事はよく言われています。
中には、全く肩甲骨の事なんて考えていない人もいる様ですが、知れば知るほどアーチェリーにとって、一番大事な事は、肩甲骨のトレーニングです。

そこで、ちょっと肩甲骨について、私が知っている範囲で、色々書いてみます。
私は、臨床検査技師なんて資格も持っていて(大昔から眠っていますがあっかんべー)、解剖学も少しはかじっています。ただ、解剖学的にも内科的な疾患に必要な知識が殆んどなので、整形外科的な知識は殆どありません。
臨床の場でも、脳波や心電図と同じように、超音波検査も行いましたが、これまた、内科的な診断用の検査で、関節などを撮った事は一度もありません。
なので、肩甲骨の知識は素人同然です。
今から書く、肩甲骨に関する事について、大きな間違いはない程度に、勉強し直しましたが、時間の関係で、あまり細かな事までは確認できていない事もあるので、少しくらいは間違った事を書いてしまうかもしれませんが、ご了承くださいあっかんべー

前書きが長くなりました。
まずは、肩甲骨ってなんなのさという事ですが、肩甲骨は、爬虫類や恐竜にもあります。もちろん哺乳類にもあって、我が家の秋田犬は、散歩している時に、肩甲骨がめっちゃ動いています。
あれだけ動けばいいのにと、いつも羨ましく見ています。
肩甲骨の役割を簡単に書くと、腕の受け皿です。腕の棒状の骨を、平たい皿で受けているのが肩甲骨です。
それだけで、アーチェリーにとって、肩甲骨が大事だという事が、分かりますね。
肩甲骨が不安定だと、腕の付け根である肩関節(正しくは、肩甲上腕関節)の位置が、毎回違って、毎回同じように打つ事が出来ない訳です。
アンカーや弦サイト等、色々安定させようとしても、一番ベースになる、肩関節の位置が毎回狂っていたら、正確な射は出来ないという事です。
 
今書いた、肩甲骨の安定と共に、もう一つ肩甲骨の大事な役割があります。
先に、我が家の秋田犬の話をしましたが、四つ足哺乳類は、非常に肩甲骨が発達しています。
正確に言うと、肩甲骨を支える筋群が発達しています。
それは、自分の体をしっかり支えながら、速く走るために、相当大きな力を受けることが出来るようになっています。しかも、優秀な肩甲骨周りの筋群によって、肩甲骨は、高速で走る体重の衝撃を吸収する役割もあります。
霊長類になると、木に登るために腕を色々な角度に動かすために、四つ足動物とは、肩甲骨の位置が少し違う後ろ寄りに来ました。
でも、大きな力をしっかりと受け止める機能は引き継いでいます。
肩甲骨には、17種類の筋が接続して、肩甲骨の動きを支えています。
つまり、肩甲骨を動かしたり、支えたりする筋群を上手く使って、アーチェリーのドローイングを行うと、相当重たい弓でも簡単に安定して引く事が出来るようになります。

そして、先に書いた安定ポジションまでしっかりと弓を引いて来れば、後は、それ程大きな力なんて使わない状態で、フルドローの状態をキープできます。
この位置まで、正確に引いてくるには、肩甲骨の後二つの関節、肩鎖関節と肩甲胸郭関節の柔軟性が必要になります。

最初のテーマで書いた、新しいトレーニングは、肩甲骨を安定した位置にキープする事と、肩鎖関節と肩甲胸郭関節の柔軟性を高めて、弓の力をしっかりと肩甲骨で受けることが出来る状態にまで、正しく引ききることが出来るためのトレーニングです。
ここまで、出来れば、クリッカーコントロールは、自由自在になっている筈です目がハート

その後は、矢の動きを不正確にする、他の細かな事の修正をすればいい訳です。
でも、ここまでの、基本をすっとばして、アンカーだとかリリースだとかだけ修正しても、木の根や幹の手入れや成長が無いのに、枝葉の手入れだけしている状態と、変わらないのかなと思ってしまいました。 
 
 
《今日のまとめ》
新しいトレーニングになったので、改めて肩甲骨の大事さを再確認してみました。

そして、実は、肩甲骨をしっかり安定した位置に導いたり、その位置で上腕を正しく動かすためには、鎖骨の動きも大事になってきます。
肩鎖関節は、肩甲骨と直接接する関節でもありますし、反対側の胸鎖関節の動きも重要です。実は、これらの関節のストレッチが、現在けいはんなアーチェリーでは、少しブームになっています。
私のレベルだと、単に鎖骨の両端の関節って、こんなに動くようになるんですねと、単に驚いているだけなのですが、指導者の方や上級者の方だと、アンカー後の伸び合の動作が非常に楽にるそうで、クリッカーがこれまで以上にコントロールし易く、切れるそうです。

色々なトレーニングを教えてもらっても、きちんとトレーニングしなければ何も得た事になりません。
1年後に、この日記を見て、今回新たに思った通りに、体が出来上がったと報告が出来るように、日々、新しいトレーニングに励みたいと思います指でOK

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