mixiユーザー(id:6225375)

2016年12月27日09:15

95 view

冬ゾラの喉仏

年末も迫ったというのに雨が降っている。しかもしとしと、草野球で弱い少年野球チームの外野の子が風邪でも引いてしまいそうな雨。皮膜の用に寒々しい景色を多い、柔らかく発光し、適度な湿潤をもたらすのだが、実際は冷たい。落葉し、冬空の喉仏に突き刺さったような灌木が雨水で湿っている。やや風もあるらしく、目眩でもしたかのごとく微動する。雪国でもないので耐寒のメンテナンスをなされている訳でなく、といって葉が繁っているわけでもなく、なかなか寂しい風景。しかもあと数日で今年も終わってしまう。

観光立国にしろ6次化振興にしろ、最近の国の施策というのは、ことごとく当たっている(効果をだしている)気がする。まあ、あれだけカネをバラ撒けば効果はあるわなあ、とも思うのだが、今度はプレミアムフライデーなるを企画するらしい。この企画、国ではなく産業界が実施する。毎月最終週の金曜日、退社時間を早くする(3時くらいだったか)というもの。勿論、強制ではなく、なんとか協会やらというのに加盟している(大企業が多いらしい)企業が実施する。そして、その協会やらナニガシの試算によるとうん百やらウン千億やらの需用増が見込まれるんだとか。

なるほど、もともと休みがあるヒトというのは、よっぽどの資産家でも無い限りカネがなかったりする。金持ちは,金持ちであるために、概ね平日は働いているのだ。そして休みが少ないので使うヒマがなくさらに金持ちになっていく。よってカネを持っているであろう働いているヒトに消費に機会を強制的に設けよう、というところか。が、考えてみれば、世の中さまざまなシチュエーションがあり、失敗する人と怒られる人が違ったりするように、お金を稼ぐヒトと使うひとは必しも一緒ではない。稼ぐオト−さん、使うヨメそしてコドモドモ、の構図のように。

ということで年末。そして年始。専業ワーカーも専業消費者もこぞって世に放たれる時期。普段潤沢な資金で物欲を存分に満たしている人々は寺に行き世界平和に祈ってみたり。普段ヒマがないヒトはお金で買えない価値と時間を暴飲暴食で彩ったりする。ダレもが浮かれる、という訳でもないだろうが、よのなか全体が年寄りじみていたり、〇〇バナレしたいなかったり、未熟と成熟を都合でクレバーに使い分ける出来あがちゃった社会では、多少常軌を逸するくらいの時期というのが必要なのかもしらん。
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する