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2016年12月26日08:16

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23,24,25

日記を、というか文章を書くのは久しぶりな気がする。まあそれはそうだろう、昨日まで3連休。よっぽど奇特な人物か、特殊な事情がある限り人は休日に文章なんて書かない。自分の場合いれも該当する、または該当する事情があるばあいもったりする。事情により400字詰めで4.50枚書き飛ばさねばならないこともあるのだが、この3日間はなかった。なにせクリスマス。

クリスマスイブ(というか天皇誕生日)クリスマス、日曜日。という3連休。週休2連休が当たり前になり、なんら有り難みを感じなくなったのだが、1日加算されて3連休になるだけで、もの凄く休んだ気がする。そしてありがたい気がする。その3日だが、ライブ、買い出し、有馬記念、と過ごした。それぞれ原宿、埼玉、船橋、なのだが、なんとなくウロウロしてしまい、年末のたまの休みだというのに、躰を休めたということは、まったくない。仕事をしている時より帰って困憊した。とくに3日目の有馬記念は、蠢く観覧者の合間を縫い第4コーナーからゴールに至るまでの直線手前のスペースをキープ。しかも、馬券成績も振るわなかった。ということで大変疲れた。

ただ、競馬場の天気は良かった。記憶に有る限り少なくとも過去10年以上も同じレースを競馬場まで観に来ているが、天気が悪かったことがない。景色の造り的に(というか周りの建物や空間の造り的に)空がパックリと開いており、かつ、どの年も晴れている。都心郊外、この季節の晴れというと、過ぎてしまった晩秋の深い青さに見慣れていたせいか、とにかく薄く青い。悔やみつつも昼下がりという時間をやり過ごしてしまった頃合いの空は、やや波長が長くなり掛けた西日の雰囲気も漂う。概ね競馬場のド真上にヘリコプターがほぼ静止した状態でホバーリング(っていうのか?)し、歓声に紛れて聞こえてくるプロペラが高速に回転する音(もの凄く大量なブーブークッションが一瞬の間隔を置いて鳴らしつづけられるような、もしくは大量の布団がが.....布団タタキでボディーブローされているような)に気づき見上げると、そんな空が広がっている。

購入した馬場券が大当たりし、優勝馬がウイニングランし、表彰式やら、その後のちょっとしたイベント(花火やらが上がることすらある)を観る場合もあるのだが、そこまで観てしまった時の帰路、しかも、地下通路(場内から最寄り駅まで直結)ではなく、地上から最寄り駅まで歩くルートを行くと、夕暮れが透けて星が見える時がある。排ガス規制のお陰でクリアになった東京の空。冷え込みに研がれた空気の感じ。雲がない感じ。猥雑な中高層建築物がない武蔵野だか習志野な感じ。明るくもなく、暗すぎずもなく、闇と夕暮れが凪っている。「負けた」といっても、人生かけているような人々には申し訳ないようだが、それで気落ちする程、高額の馬券を買っているわけではない。もっと突っ込んでいれば、(勝とうが負けようが)もっと深い夜空を味わうことが出来たかも知れない。
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