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2016年12月21日08:32

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辺土でフワフワ

考えてみるとあと36.ウン分の1も残っているのだがそれでも今年はあと10日。早いモノだ。そう思うことは人生にとってイイコトなのかそうではないのか、微妙なのだが、若い頃より残された可処分時間が少ない分、「いろいろあってよかったです」などと暢気に構える余裕はなかったりする。そんななか、その焔立っている忙しさに油を注ぐように東京出張へ行ってきた。コノ時期都会を歩くと、世界には2種類の人々がいる、と改めて思う。お金を稼いでいるヒトと、稼いだお金を使っているヒト。バリバリのビジネス街に行けば人々は殺気だったスピード感で先を急いでいる。が、シャレオツなセレクトショップなどが軒をつらねる場所に行くとマダムなセレブやセレブなマダムがが優雅にショッピングに興じている。稼ぐ使うはお金だけでなく時間だったり心の余裕だったりもするのだろう。

大森町から入って南砂町へ行き、外神田、茗荷谷、池袋と。最期は新宿でシメるという日程。まるで営業さん(かれの賊する会社が提供する財やサービスを見込み客に売り込む、またはすでにお客なヒトや組織を訪問してコミュニケーションを取ることを生業とする難しい仕事)みたいだなあと感じるが、移動をしているだけで、かれらのように、日本の国是をそのまま落としてきたような大義名分を携えてコトに従事しているわけではない(つまり標榜している市場競走主義をグルグル回すことで沢山冨を産み出し国富を増やすの名の下にがんばっている)。ハタから観てると遊んでいるように見えるだろう。まあいいソレで仕事として成り立っているのなら、それはそれで国是というやつに是認されているということ。

それぞれの町でいうと、大森町、南砂町、というのは、季節(寒風吹きすさむ冬の時期)もあってか、寒々しく、どちらもやたら広い幹線道路が漠然と走っているだけで、他に特徴的な風景の内場所。道すがらあるのは、長距離ドライバーが立ち寄っては翌朝の食事などを買い求める弁当屋やら、他の場所よりややくすんだ電飾のコンビニくらい。ニューファンドランド島の岬ですらここまで寒々しくないだろうというほどさびしい。そんな大通りでベビーカーを押しながら若い奥さんが信号待ちをしている。肌つやがキレイでちょっと近所のスーパーにでも行く感じなのだろうが着衣もしっかりとしている(華美ではないが生地や裁ち縫い方の案配がラクジュアリ)。そんな人妻さんすら擦れて見えてしまうロケーション。

その後、茗荷谷はさておき、外神田、池袋、と進むとともに、街並はゴージャスになってゆく。モノ、カネ、ヒト、というのは常にサイキュレーションしており、概ね方向性は決まっていて、とある場所を目指して突進している。その場所というのが新宿であり外神田なのか。そんな感じで我々は高速にモノをロジスティック(物流する)ためかけずり周り、また高速にロジられたモノを求め、引き摺られるように集められていく。で結局その辺土でふわふわしている自分ってのはなんなんだ?などと考えてしまうのだが、まあ、深く考えてもどうにかなることがあるはずもなく、しばらくフワフワ漂ってみるか
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