聖者の気づき。

聖者の気づきを語り
そういう事だと思い
そういうことにしようと思い

そして、その言葉を語れば
フリは出来るけれど

気づきが無感覚になり
眠っていくかもしれない


そんなことより

苦しみにどれほど
気づきを拡げて行けるだろう

どんどん拡げて行けるだろう

自分は、怖い

そして

直視する勇気も無いみたいだ

痛すぎる

それでも少しずつ

気づきを拡げ

いつかいつかそして
いつかいつかの日に

命の裾野まで

けれども、とてもじゃないが
そこまで感じたくは無い

みんなと同じように

自分も気づきを閉じることで
感じずにすんでいるのだろう

前進していきたい

共感の幅を少しずつ
拡げてきたい

少しずつ前進していこう

横たわる苦しみに

見ないようにして

街角を歩いていた


横たわる苦しみに

見ないようにして

歩いてきた


それでも、
横たわる苦しみに
出来ることがあれば

何かできますようにと

やりますと

そして、行う

目を伏せたかったぐらい

だったけれど


けれど、まるで

忘れていた

命の目的のように

自分自身の表情は

輝いて


苦しみの根源に

ひっそりと

ちょっとずつ

身を寄せ合って

カラダ暖かくて