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2016年12月12日01:31

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グレッグ・レイク

グレッグ・レイクの訃報は、本当にショックだった。
クリムゾンやELPのCDを聴きながら、涙こそ出ないものの、何ともいえないやりきれない気持ちになってしまったりする。
自分にとってELPは、グレッグ・レイクのバンドだった。
勿論ELPサウンドの立役者はキース・エマーソンであるわけだけれど、自分にとってELPで1番重要なのは、グレッグ・レイクが歌っている、ということだった。
それだけグレッグ・レイクの声に惚れていた。
高校時代にラジオで「クリムゾン・キングの宮殿」を聴いて以来、ずっと最愛のヴォーカリストの1人だった。
その甘く切なく、どこか憂いがあって情感豊かな声は、本当にたまらなく魅力的だった。

クリムゾンのヴォーカリストの中でも、グレッグ・レイクが1番ではないかと思う。
勿論ジョン・ウェットンも負けず劣らず大好きなのだけれど、ヴォーカリストとしての実力という点ではグレッグ・レイクの方に分があるかな、と。
でも、「宮殿」以降、どんどん情感を排する方向に向かったクリムゾンには、グレッグ・レイクよりもジョン・ウェットンのややドライな感じの声の方が合っていたようにも思う。

90年代の再結成ELPの来日公演で、グレッグ・レイクを生で観ることができたのだけれど、残念ながら、すでに声に張りや艶がなくなっていて、グレッグ・レイクは終わった、というのが正直な感想だった。
でも、今となってはあの時生で観れたのはすごく幸運だったな、としみじみ思う。

グレッグ・レイクを代表する1曲として、「石をとれ」を選んだ。
グレッグ・レイクのヴォーカルの魅力を1番味わえる気がするのと、詞・曲ともにグレッグ・レイクであるということで。
それにしても、このライブ動画を観ていて、もうグレッグ・レイクもキース・エマーソンもいないのかと思うと、改めてやりきれない気持ちになる。
ご冥福を。



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