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2016年12月05日10:43

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ドウキの結婚

年末。思い出すのが19の頃。まだこの国の原発が爆発するなんて夢にも思わなかった幸せな時代。カネが余ってウハウハいってて、お金使い放題なのかお金に使われ放題なのか分らず、幸せなのかそうでないのか良く分からなかった時代よりは、幸せだったかもしれない、あの失われたウン十年という時代。そんな時代、この季節、帳がおりてくるころといえば、大都会も、また働かされヨレヨレになった体を引きずりながら帰ってくる最寄駅商店街ですらイルミネーションに彩られていた。

19の頃というと、付き合っていた女子とは物理的な理由により会えないことが多いという事情を抱えていた。ヒトと比べると会えないといことにネガティブな感情が炸裂する、というタイプではなかったので、意外と平気だったのだが、たまたま通学路だった、服飾系のブランドショップや今でいひとりで買うと赤面しそうなシャレオツすぎるグッズを販売しているライフスタイルセレクトショップ、性転換したところで理解できないだろうなあ、というアーティフィカルなワークスなど。それらソフィスティケイティッドされた通りを歩くソフィスティケイティッドされた男女。寄り添うように寄り添い、チュウとかしている。

繰り返し言うが、惹かれあう男女(もしくは同姓カップルが)ベタベタすることにそれほど憧れがあるわけではないが、そこまで見せ付けられると......。それからちょっと前、中学のころというと、悶々している男友達などと、付き合うならどんな女がいいか、などという酸っぱい話し、今の自分が助言をするなら使う前に貯めろ、選ぶ前に選ばれろ!!となじっててしまうような会話を延々と垂れ流していたのだが、この頃になると、いちゃいちゃとかという問題がリアルなロケーションとして、それにからめとられていた訳で。何しろムカついた。

そんなこの季節、同期の(会社で)女子が結婚するらしい。どちらかというと奥ゆかしく、きゃぴきゃぴする季節の子ではないがそれでも、うれしくてたまらないらしく、見ていてだけで心がすがすがしくなる。まあある程度の年齢になってのドキドキとかってのは、命取りになったり、肉体の話しになるとヤバかったりするのだが、あの頃にくらべ、道行くいちゃいちゃカップルに対して多少は寛容になったのだろうか...

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