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2016年11月22日08:40

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かわいい女子

散髪するくらいしか自由時間が無かった週末それでも早朝、団地を貫き駅へと向かう道すがら、沿道のケヤキ、もしくはプラタナスが散らした落ち葉を踏んだ。おそらく今シーズン始めて。野球少年の鼻先を赤らめ、丸顔女子のほほを紅潮させる..というほどではないが、吐いた息が、白ばむ余韻だけがただよう。やや湿潤した路面、日曜日なのに穿かされている革靴の底が緩む。葉っぱが色づき、落ちる季節というのはこの時期たったのか。

明けて月曜日。雨のなか、とある場所までドライブした。いうまでもないが仕事で。朝っぱらから雨。それもわりと本格的。なんだか悪行をたしなめられているようで、イヤな気分になるのだが、会社に着くなりいきなり小雨になる。午前中、なんとなくなルーチンをこなし、お昼あたりにややハマって、予定の時間より、書類3枚分くらいオーバーして出発する。ラジオからはすっかり昼下がりな音楽が流れ、わりと大きいトラックがわりと大きい割りにはかなりの高速運転で水しぶきを焔たたせている。都内から西へ向かう高速道路。夜通し走り、朝っぱらに納品し、一休みし、長い、家路を急いでいるのだろうか。文字通り積み荷を降ろし、雨粒が広がる路面を軽やかに切っている。

1時間程度のドライブを終え目的地につき、ちょっとした仕事をこなして、また1時間程度の運転で会社に戻る。週末の仕事がたたったのか、はたまた事務所を拒絶しているのか、体調が急に悪くなる。雨の日に際限なく滴る軒下に雨つゆのように鼻汁がタレ、のどちんこを親指で押し込まれたようストレスを感じた。マダやるべきことはあったのだが、放棄。帰宅する。会社を出ると、しばらく薄くなっていた雨がまた激しくなっていた。
面倒臭いのでスーパーに寄り、召し上がるまでの手間がシンプルな食品を購入。カツオのタタキ1本、南マグロの中落ち、そして大辛レトルトカレー。ご飯を1合、高速炊飯で煮ている間だ、タタキと中落ちに食らいつき、大盛りの大辛カレーを食べた。疲れている時ほどお腹がすく、そしてわかりやすいモノを食べたくなる。

ふと目にしたスマートフォン。女友達からのインフォが入っていた。丸顔でショートカットが似合い、めがねをかけると人殺し級に可愛らしい女子。世界が落ち葉で埋め尽くされても、歴史が小雨にしとどに濡れまくっても。季節は巡る。

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