mixiユーザー(id:10719871)

2016年11月02日00:30

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メゾン・ブック・ガール

先日ラジオで聴いてけっこうな衝撃を受けたのが、メゾン・ブック・ガール。
アイドル版現代音楽、といわれているらしい。
確かにアイドル・ポップ的な要素はほとんどなく、ちょっと実験的で先鋭的なポップ・ミュージックが志向されている印象。
音楽的なクオリティはすごく高いと思う一方で、果たしてここにアイドルである必然性はどれほどあるのだろう、とも思ってしまった。
あるいは、アイドルとアーティストの垣根が無意味化しつつあることが、このメゾン・ブック・ガールによって新たに証明された、というべきなのかもしれない。

その人自身の魅力で勝負するのがアイドルで、その人が作り出す作品で勝負するのがアーティスト。
――ずっとそんな風に考えてきたけれど、アイドル戦国時代に入ってから、この区分けはどんどん通用しなくなっている気がする。
アイドルがどんどん表現領域を拡大し、アーティスト化している。
これは間違いなく日本独自の現象だと思うし、ある意味そこには日本のポップ・ミュージックの大いなる可能性が秘められているような気もする。
そんなことを改めて思わされたのが、このメゾン・ブック・ガールというわけです。
この先どんな風に展開していくのか、すごく楽しみ。
でも、自分がアイドルに求めるのは、必ずしもこれじゃないんだよなあ、とも思ったりするのだけれど(笑)



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