正確な時計は、一万も出さなくても買えます
しかし、
女の人は、ダイヤやサファイアなどの宝石や、ハリーウインストンやカルチエといったブランド性に心惹かれます。わかりやすい話です。
男の場合は、金にダイヤ取り巻きというわけには行きませんから、ブランドの他にキャリバー(機械)でしょう。
時計は富の象徴として、虚栄心を満たすアイテムにもなっていますが、特に時計に執着がある人は、キャリバーが持つ、精密機械という少年の夢に惹かれている人が多いと思います。
ところが、そのキャリバーは、率直な話、迷走しています。
よく、日本人は、エコノミックアニマルだ(これには、経済的な動物だという肯定的な意味もあるようです)などと言われますが、まず、そういう亜インテリの言説は如何わしいものであり、時計の現状をみると、ヨーロッパ人こそ、銭の亡者だとわかります。
それも、詐欺まがいの手口が多く悪質です。
ほんの一例ですが、
1 昔の時計師の名前を使ったブランドがある。
他のジャンルを考えれば、どんなにものすごいインチキかわかります。いくら遺族の了承が得られても、「夏目漱石」という名で、作品を書く作家がどこにいるでしょうか。
2 名前の売買が行われている。
ビンセント=カラブレーゼ、フラ○ク=ミ○ーラーは、時計師の個人名。それを売買するのですから、ため息がでます。
これは、優良誤認ということになり、詐欺に当たるでしょうね。
3 キャリバーは、圧倒的に外注が多い。
フラ○ク=ミ○ーラーは、ETA社のキャリバーを、わざわざETAのロゴを削って自社製品に載せて、数十万円で売っています。詐欺です。
他のメーカーも、ロゴまで削らないとしても、ETAを買って、ちょっと調整する程度で、カタログでは自社製のように見せかけているメーカーがほとんどです。
4 最高の実用時計という触れ込みの、ロー○ックスは、30年で、日差一分もの誤差になる個体が多いです。しかし、多くの場合、修理職人は、小売店も兼ねていたりするので、この話は伝わりません。
ちなみに、親父の形見だなどの理由で、セイコーのロードマチックなど、何十年も前の普及品を使っている人がいますが、十秒程度しか狂いません。
5 3に対する反動で、マニュファクチュール(自社一貫製作)をうたい文句にしているメーカーがあるが、実は、ひげゼンマイを自社で製作しているのは、日本のメーカーだけ。
マニュファクチュールと名乗ること自体、詐欺ですね。
だから、
セイコーやシチズンという国内のメーカーこそ、大金を払うに値するメーカーといえますが、
今までのセイコーの高級品は、
https://www.seiko-watch.co.jp/gs/collection/quartz.php
のようなものが多かったです。
一体だれが買うのか。
いまどきの富裕な中高年は、もっとファッショナブルです。
売れるはずがないモノを、メーカーが作るというのは、理解不能です。
そういう観点では、
無用の長物の機構ですが、こういうものが登場したのは、喜ぶべきことです。
トゥールビヨンを買う人は、一千万出して、正確な時計を買うのではなく、
少年時代の夢を買うのですから。
セイコーがジャパニーズモダンを体現した「クレドール」のトゥールビヨンモデルを発売
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=144&from=diary&id=4232043
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