一見、記事添付の説明図を見ると、
「点字ブロックの位置とか、それにかぶさる柱とか、そういうのに惑わされての事故」
→東京メトロは直ぐに対策しろ!!
と『誤解』してしまう記事。
実はこの図、点字ブロックが「誘導路」ではなく「ホームの端」を示すもの
「そこで止まれ」と視覚障碍者に伝えるブロックであることを書いていないのだ。
なので、本来この点字ブロック上を歩むことが間違い。柱がかぶっていても問題にならない。
言ってみれば健常者がホームの端を歩いていて転落したのと何ら変わらない。
では、東京メトロはホーム中央に誘導用の点字ブロックを配備すべきだった?
・・・別にホームの端を「そこから先は危険です」って示せれば十分ではないか?
ホームドアを全ての駅に設置していないのが悪い?
そりゃ理想を言えばそうなんだけど、だったら設置費用分の運賃上昇や
ホームドアによる運行本数削減(あれは各駅の停車時間を引き延ばしてしまう)を
受け入れると?
いずれにせよ、「被害者に責任がなく、駅施設に問題があった」とミスリードさせる記事は
問題があるのではないだろうか?
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■視覚障害の男性、白線付近を歩く 盲導犬連れ転落事故
(朝日新聞デジタル - 08月17日 03:22)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4146481
東京都港区の東京メトロ銀座線青山一丁目駅のホームで15日夕、盲導犬を連れた男性が線路に転落して死亡した事故で、男性が線路に近い白線付近を歩いていて足を踏み外したことがわかった。当時、ホームは盲導犬を連れての歩行に支障があるほどの混雑ではなかったが、男性は極端に視野が狭くなる障害があったといい、警視庁は防犯カメラを解析するなど詳しい状況を調べている。
亡くなったのは、世田谷区祖師谷1丁目の会社員品田直人さん(55)。
品田さんの知人によると、品田さんは北海道にある教会の幼稚園で働いていたが、難病を患い、目が不自由になって2002年に身体障害者1級の認定を受けた。今年3月に世田谷区に引っ越し、青山一丁目駅近くの職場で働いていた。盲導犬は11年から利用するようになり、今回の犬は14年から一緒だったという。
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