GOD EATER

『神に祈るな、神を喰らえ。』

アニメ版GODEATER全１３話がとても良かったから、感想とレビューを描いた絵３枚と共にまとめる。


【あらすじ】

西暦2071年。地球は、あらゆるものを捕喰する細胞「オラクル細胞」から形成される異形の怪物「荒神」によって荒廃し、彼らの“食べ残し”である人類は滅亡の危機に瀕していた。
人類の対抗手段は、生化学企業「フェンリル」によって開発された生体武器「神機」とそれを操る「ゴッドイーター」のみ。
その適合者となった主人公、空木レンカ達ゴッドイーターの戦いを描く。




【レビュー】

■得点：９５点。　ランク【Ｓ】

原作ゲームシリーズ5周年記念にufo tableによって制作された。

この作品の最大の利点はかっこよさ。
そこに興味無い人や俺ツエー層などには、厳しめでシリアスな作風からオススメ出来ない。
１０話は特にキツく見る層を選ぶ。

■利点。
・キャラデ良い。

・製作者達がこだわったイラストのような美麗な作画はこの作品独自の良い個性。
・音楽も良くかっこよさを引き立てている。
・ちょっとサービス有り。
・シナリオは王道の成長型で熱さも感じる。
戦う者の信念や覚悟を感じさせる内容。
厳しい作風だが、序盤のスタイリッシュ演出、後半の派手さと盛り上げでバランスをとっている。
・原作ファンも楽しめる追加描写や詳細描写。
塀の外の世界と、そこで生きる見捨てられた人々などゲームでなかった描写の追加ドラマが良い。


■惜しい点。
原作ファン視点で見ないとまったく気にならないが、ピターとの戦いに向かうリンドウの描写はゲームのがかなりかっこいいため改悪かな。

９話までの途中で一時放送終了、残り４話のメテオライト編を後に放送するという１クールアニメで分割という異例の放送スタイルは、俺はクオリティ維持出来てるなら気にならないが、ネットの意見や商業的視点で見ると良くなかったかも。
１０話までだと苦戦多く地味めで、以降の派手さが無いと物足りない感あるだろうし。




【感想】

おもしろかったし原作ファン的に見ても楽しめて良かったと思う。

主人公のレンカが好みで特に良かった。
アニメオリジナル主人公はユーザーの好み分かれて難しいと思うし最重要部分だと思うが、作風に合ったとても良い主人公だと感じたし高評価したい。
監督の平尾氏を中心に作られたらしいがほんとにＧＪ、いいセンスだと絶賛したい。

完全にネタになってたエリックの扱いが良くなってるのが意外ｗ
シリアスな作風だから合わせたんだろうな。

戦闘で動くときは結構動いてたけどもっと動いてる戦闘見たかった。
ネット見てると絵の綺麗さを重視した方がユーザー受け良さそうだから正解ではあるけども。
飛行機の上でのスタイリッシュな戦闘演出はとても良かった。


〜ちょいネタバレ有り感想〜

６話〜７話の流れは熱さとかっこよさあってレンカとリンドウの魅力が出てて好きだわ。

原作のキャッチコピーの一つ、「神に祈るな、神を喰らえ」の通り、過酷な環境では何かに頼るより最後まで諦めず自身で打開する事を考えろってのを感じた。
あと外に追い返された人々とようじょが生きてて協力して戦うのが良かった。
見捨てられた人達を隠れてリンドウが助けてたのも良い。
アリサは最初の頃のツン状態がやはりいい。

レンカとの格闘良かった。
サクヤさんの倒れたときの潰れ横乳も良かった。
ソーマと協力する回とか各キャラの掘り下げ、魅力を上げてるのが良い。

１０話は切ない話でキツかった。救いが無さ過ぎる。
故にレンカが一話であそこまで人助けにこだわってアラガミを倒そうとする理由がよく分かった。
ＥＤ曲はこの１０話のために選んだってくらい合ってて評価上がった。

ゲームだとそんな脅威に思わなかったが、ウロボロスのインパクト半端無かった。

レンカがアラガミなのか？って言うくらい人間が対抗出来なさそうな感じした。

ピターが強すぎて驚いたｗ

こいつのせいもあってずっと苦戦してた印象あるｗ
協力連携してリベンジ展開でまだ無理とか予想外過ぎんだろｗ


それまでの苦戦の溜めを吐き出すかのようなメテオライト作戦の派手な爽快感、最終戦でのレンカの新神機のサプライズは派手でかなり良かった。
受け取るときの展開、演出も素晴らしくテンション上がった。
新しいの来るって生放送で言ってたから予想してたが、予想以上の規格外でこれは予想出来ないわｗ
このデザインとか作画と大幅なオリジナル追加要素で放送遅れたんでは？

シオとか出てないから続編作れる内容だけど、あるならレンカの寿命リミットを超える変化してほしい所だな。
最終戦での変化でリミットくつがえしてそうだけど。

こういうかっこいいバトルものなかなか無いからもっと増えてほしい。