決断できない日本

　ケビン・メアさんの「決断できない日本」を読みました。

　国務省東アジア・太平洋日本部長を務められていたケビン・メアさんによる3・11の東日本大震災や沖縄の基地移設問題をアメリカ側の視点から描いたもので、日本側からの裏話の様なものはいくつか読んだ事があったものの、海外からの視点というのは読んだ事がなかったのでなかなか面白かったですね(^-^)

　ただ、もちろん書けない事も多い事でしょうし、また立場上アメリカの不利益になる事や、なんだったらアメリカの国益になるように書かれているのはしょうがない事なので、まぁその辺りはご愛敬でしょう(o＾艸^o)

　こういう事を一応踏まえながら読んで行ったのですが、読み進めて行くと、話題上避けられない事とはいえ、あの当時政権与党だった民主党の話となり、菅直人や基地問題で「トラスト・ミー」っと訳の分からん事を言いだした鳩山由紀夫の対応や行動を読んでいると改めて腹が立ちましたね！！

　鳩山の方は最近AIIBの顧問になるとかどうとか訳の分からんことをまたやらかしているので、こんな人間が一時期でも日本の総理大臣だったかと思うとゾッとしますし、「外患誘致罪かなんかでさっさと拘束できないもんやろうか！？」と真剣に考えてしまいましたよ(´'ω'`)

　まぁ、こういった内容が続きつつも、日本側にしがらみが余りない人物が書いているので、ハッキリと批判するところはきちんと批判しており、読んでいてスッキリする部分もあったので、最初にも書きましたが新鮮味がありなかなかに面白い一冊でしたね( ^ー゜)b