伊藤若冲展

　細見美術館で行われている伊藤若冲展に行ってきました。

　数日前に梅雨も明けてカラッと晴れ、朝からシャーシャーっと蝉が大声で鳴いているのを聞きながら洗濯を済ませ、また自転車に乗って行ってきたのですが、昼前だというのにもう暑い暑い(>_<)

　ワンコの為にクーラーを入れて出てきているものの熱中症になっていないだろうかと心配しつつも、自分の方が先に倒れるかも知れないという不安を抱きつつ鴨川を渡りしばらく行くと、煉瓦っぽい赤茶色の外壁の細見美術館が見えてきた。

　以前尾形乾山展を観に行った時は、受付というかチケット売り場の横に自転車を置く事が出来たので、自転車を降りてそちらの方に押して行ったのだが、今日は美術館に入る人で行列ができ、そのスペースが無くなっていたので止めれる所がない(´'ω'`)

　もしかすると違う場所に移動したのかも知れないと思い受付の人に尋ねると、「当美術館には駐輪場はございません。近くに市営の駐輪場があるのでそちらの方にお止下さい。」っとの事(´'ω'`)

「いやいやいや！乾山の時はあったやん！！」っと心の中でツッコミつつも、ここの所、若冲の展覧会は人気で、現に今日も平日だというのに行列が出来ていたので、まぁ、しょうがないかと思い指示通り駐輪場の方に自転車を止めに行きました。

　その時、若冲展のポスターを見ると、その横に「動植綵絵は展示しておりません。東京の巡回展ではありません。」っと断りが貼られているのを見て、「あぁ、東京の方やと5時間待ちとかなってたし、若冲と言えば動植綵絵だと思い込んだ人達がやって来て、『なんで若冲展やのに無いんや！！』っとか文句言ったんやろうなぁ〜、『前駐輪場あったやん！』っとかゴネへんで良かった。」っと勘違いした人と一緒にならなくて良かったとホッとしつつ、「こんなん貼らなアカンほど、アホの相手しなあかん美術館の人も大変やな」っと気の毒になりましたね(´'ω'`)

　そんな事を思いつつ自転車を止め、再び美術館の方に戻りようやく中に入って展示を観て行ったのですが、先程も書いたように平日だというのに人が多い！！

　他の美術館と比べると展示室が狭いので少々窮屈な感じだったのですが、展示されている作品のレベルは高くて、観たかった乗興舟や糸瓜郡虫図なども観れ、なかなかに満足のいく内容でした(^-^)

　あと、展示室にいたスタッフの人と少し話したのですが、非常に丁寧な受け答えで感じが良く、また展示室が暑くならないように、扇風機を設置するなど、観る人の為に配慮をされているのも良かったですね( ^ー゜)b

　ただ、図録が欲しかったのですがこの展覧会の図録は無く、細見美術館のコレクションをまとめた図録が売られており、今回展示されていた作品が何点か収録されておらず、その何点かの中に欲しいと思っていた作品があったので、残念ながらこの図録は買わずに、その横に売られていた伊藤若冲作品集を購入しました。

　こちらの方は先ほど書いた動植綵絵が載っているだけでなく、乗興舟も一部ではなく全て載っていたり、プライスコレクションで有名になった鳥獣花木図屏風なども載っているので、先程の図録より少し高いのですが、図録や作品集としては妥当な値段ですし、収録されている作品も綺麗でレベルも高いので、申し訳ないですが私的にはこちらの方がおススメだと思いましたね。

　展示を観た後、外に出ると日が高くなり、更に暑くなっていたので、何時もだと帰りにあちらこちらに寄って帰ってくるんですが、今日は倒れる前にさっさと退散してきました(o＾艸^o)