AFP通信の記事によると、インドの密造酒による死者33人になったそうで、
インド北部で密造酒を飲んだ人々が死亡した事件で、犠牲者はさらに12人増えて計33人に、
さらに18日時点で数十人が危篤状態に陥っているのだそうです。
死者はいずれも、ウッタルプラデシュ州のエタ県とその隣のファッルハバド県の出身者。
15日夜に密造酒を飲んだ後、激しい腹痛や嘔吐、視力障害を訴えて病院に搬送。
犠牲者の大半は、市販の酒を買う経済的余裕のない日雇いの作業員や農業従事者らで、
普段から違法業者から安価な密造酒を買っていたそうです。
警察は過失殺人の容疑で密造酒を販売した地元業者を逮捕。
さらに、複数の警察官を含む当局者11人を停職処分としたそうです。
密造業者らはアルコール度を上げるため、不凍液や燃料として使われ、
人体に非常に有害なメタノールを混ぜることも多く、
飲むと視力を喪失したり肝障害を招いたりする他、濃度が高いと死に至る場合もあります。
インドでは毎年数百人の貧しい人々がアルコール中毒で命を落としており、
その大半が安い密造酒によるものだそうです。
戦後一時期この手のニュースは日本でもありましたが、あまり大きな被害には至りませんでした。
実際、終戦時の日本では工業用アルコールですら貴重な存在で、
飲むほうに回すどころではなかった様ですが。
ダイナマイトは食べたら甘いとか、お年寄りから聞いたりしましたが、
あんなもの半分は珪藻土なので身体にいい訳ありません。
そう言った環境では、アルコールや甘味は大きな誘惑なのでしょうね。
現代日本では、違った意味での誘惑ですね。
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