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2016年07月08日00:48

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にじむ残響、バザールの夢

ソウル・フラワー・ユニオンの中川敬のソロ第3弾「にじむ残響、バザールの夢」。
そのうち買おうと思っていた中川敬のソロを、3枚目にしてようやく購入。

弾き語りを基調としたアコースティックな仕上がりは、多くの楽器を使い、緻密なアレンジで聴かせるソウル・フラワー・ユニオンとは、当然ながら全然別物。
音数が多くても全く暑苦しくない風通しのよいサウンドメイキングが、ソウル・フラワーの真骨頂といえるが、音数の少ないこのソロアルバムでは、歌手としてメロディーメイカーとしての中川敬の凄さを改めて思い知らされる。

石野卓球が「番長ボイス」お名づけたその独特の声は、まさに唯一無二。
レベル・ミュージックを貫く姿勢も健在で、この点に関しては、今の日本では本当に希少価値高し。
忌野清志郎、仲井戸麗市、シーナ&ロケッツ、ルー・リード、ビリー・ブラッグ、ジョ二・ミッチェルなどのカバーも出色の出来。
いやあ、永年のファンであっても、ここへ来て改めてその才能に敬服、というアルバムです。



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