噴煙突破せよ

ゲーム「龍が如く」シリーズを1から順にプレイしている。現在3の中盤あたり。
プラス仕事の繁忙期とDVD三昧が重なって、TVの録画が溜まる一方。どうしよう。



・コマンドー

「昔の名作をちゃんと見ようキャンペーン」の一作。吹き替えが見たかったのに、レンタルはDVD、BDともに字幕のみ。ふざけんな。
娘が人質にとられたので助けに行く(時間制限アリ)という単純明快なストーリー。90分に詰まっているのは筋肉・銃弾・ツッコミどころだけ。あとはとにかくシュワ、シュワ、シュワのオンパレード。
開始4分、シュワちゃんが出てくるだけでテンション上がる、と思いきや子煩悩なシュワちゃんにほっこり。

走らない車なら押して崖を下る。そういうのもあるのか！

離陸する飛行機から飛び降りて無傷なシュワに爆笑。このシーンだけで4つ5つおかしい点が。

痴漢アンド異常者扱いされるシュワ。電話ボックスを手で引っぺがし、無関係な死人が次々と。
挙句の派手に車をお釈迦にされ、シンディが気の毒すぎる。

軍放出品販売所にブルドーザーで突っ込むシュワちゃん。オンボロ機を殴りつけて動かすシュワちゃん。馬鹿じゃないの？

敵のアジトに乗り込んでからも、隠密行動は最初だけ。あとは火力で正面突破。馬鹿じゃないの？(2回目)

ベネットとの決着は圧巻。あんな刺さり方するか！
「来いよベネット！」が聴けなかったのは残念だけど、馬鹿映画の大傑作を堪能しました。



・ザ・レイド



インドネシア製の格闘+銃撃アクション。高層ビルに君臨する麻薬王を捕えるために潜入したSWAT隊員たちと、ビルの住人(おおむね悪党)たちとのハードなバトルという「コマンドー」以上にシンプルな内容。敵も味方もバンバン撃ち殺されていきます。
アクションは超ド級の素晴らしさ。６階〜５階の銃撃戦、７回でのナイフとトンファーを駆使した格闘戦、ジャカvsマッドドッグ、麻薬精製工場での素手喧嘩と息もつかせぬ超絶バトルに大興奮。

アジア映画独特のじとっとした空気と、潜入開始からのいつ、誰が殺されるかわからないハンパない緊張感も素敵で、最初から最後までダレがありません。ビル内での攻防ということで画面は全体的に暗めなんだけど、見づらさは全然感じなかったのも好印象。

実質ラスボス戦となるvsマッドドッグですが、2対1な上にマッドドッグを演じるヤヤン・ルヒアンが小柄なのもあり「2人の敵に奮闘するマッドドッグ」に見えてしまうのがちょっと痛快さを削いでましたね。決着も割れた蛍光灯で…ってそれ主人公側じゃなくて悪役のやり口ですよ。素手喧嘩主義のマッドドッグがえらくカッコイイので余計に
う見える不思議。「アルティメット」のときは相手が巨人で「こんなの一人じゃムリ」感があったので
引っかかりはなかったんですが。

悪党とSWATばかりか罪のない一般人もどんどん命を落としていくし、殺害描写も結構ハードなので明るく楽しいアクションが見たい人にはあまりオススメしません(R18ですよ)。
カット割りが短くてバンバン視点が変わるので、誰が戦ってるのかちょっとわからなくなるところがあったので、次回作では長回しも観たいですね。