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2016年06月30日02:32

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電子の草原を生きるサイバー遊牧民(ノマド)=ミニマリスト

大量の物が落ちて凶器になったというなら、
床下の収納スペースを増やせばいいのに、

物が多すぎてどこに何があるか分からなくなる問題は、
用途ごとに置き場所を決めておけば
解決するのでは、と
思ってしまったのだが……。

それはともかく、
この記事と、それに対する
「ミニマリストというのは物を減らす暮らしといいながら、
現代のネット環境やインフラに依存している」
という趣旨のコメントを読んで、

「サイバー空間という草原を移動する、サイバー遊牧民(ノマド)の時代が来る」という
おれの大学院時代の恩師の
かねてよりの主張を思い出した。

『わたしのウチには、なんにもない。』も多分
イラストレーターか何かで描いたデータを
送信しているのであろう。

絵具とか墨とか筆とかは使ってないと思う。

手書きのマンガを描くとなると、
どうしてもいろいろな道具を
そろえる必要が出てきて、
ミニマリストの信条と矛盾すると
思われるからである。

このように、
情報収集やライフスタイルの発信も
生計の道もネットインフラがあってこそなりたつミニマリスト。

彼らの存立を支える基盤からみれば、
恩師のいった「サイバー遊牧民」ではなかろうか。

遊牧民の生活が草原に支えられて
必要最低限の物だけ持って生活しているように、
サイバー遊牧民たるミニマリストも
やはりサイバー空間という「草原」に依存しつつ
必要最低限の物だけ持って生活している。

ミニマリストにとってのモバイルは、
遊牧民にとっての馬や羊のようなものである。

してみると恩師のかねての主張は、
こういうかたちで具体化したといえそうだ。

もしサイバー空間という基盤がなかったら、
「泥棒が盗みに入っても、
あまりに盗むものがないので
気の毒がって逆に物を置いて行く」ような、
古典落語に出てくる長屋暮らしの赤貧洗うがごとき貧乏人とか、
あるいは綾波レイの部屋みたいに、
何かワケありの人みたいな感じにしかならないと思う。


――――――――――――――
大量の物が落ちて「凶器」に 震災後、何もない家にした女性


 極限まで物を減らす“ミニマリスト”という暮らし方が注目されている。「物欲はないの?」「きっかけは?」「不便じゃない?」…。つきない疑問をぶつけてみた。

 ゆるりまいさんは宮城・仙台在住のイラストレーター。ミニマリスト歴約10年。物を減らした経験を描いたコミックエッセイ『わたしのウチには、なんにもない。』(KADOKAWA刊)が大ヒットに。

 高校時代に失恋した際、思い出の品を全て処分した爽快感から“捨て魔”に。物を捨てられない家族からは煙たがられ、自分の物を減らすのみだったが、2011年の震災を経験して“持たない暮らし”に拍車がかかったという。

「家が全壊し、大量の物が落ちてきて“凶器”になりました。さらに、物が多すぎて必要な物が見つからない。命を守るためにも物が少ない暮らしの大切さを家族も実感し、重い腰を上げてくれました」(ゆるりまいさん・以下「」内同)

 だが、新居に置く物を選別する際には、家族とケンカが絶えなかった。

「物を手放すことは粗末にすることではない、自分の手に負える量に制限することで愛着が増して物は生かされる、と説明を重ね、理解してくれるようになりました」

 唯一多めにあるのは、職人さん手作りの自然素材のかご。子どものおもちゃ入れとしても活躍。「ぬくもりがあり、部屋が殺風景になりません」。

 ストック類は最小限なので、収納棚の中もガラガラ。「家電の説明書など、ネットで見られる紙類はほとんど処分しました」。

 無印良品の『ポリプロピレン頑丈収納ボックス』には猫のえさを収納し、脚立やイスとしても活用。「何通りにも使える物は持たない暮らしに必須」。

 汚部屋時代のファッションは、ファーや古着など個性的なものばかり。夫のゆるりさんの第一印象は“マタギ”だったほど。「物を減らしたら、そんな服装で家にいると落ち着かない。今では白シャツ率高めです」。

 震災の難を逃れたカレー皿を新居に越してから捨てたところ、母が激怒! 「皆から不評のお皿でしたが、震災後は母の心の支えだったんです。以後、共有の物を捨てるときは確認するようにしています」。

 バスタオルをやめて、フェイスタオル2枚で体を拭くことを提案。「梅雨でもすぐ乾くとすすめ、1か月試してもらったところ“意外といけるわ”と母。習慣を変えるときはお試し期間を設けるとスムーズです」。


【持ち物リスト】

本や雑誌 0冊

アルバム 0冊 

アクセサリー 1個 

鍋 3個

フライパン 2枚 

平皿(大人用) 3種×4人分 

コップ 11個 

ボウル 0個 

バスタオル 0枚 


※女性セブン2016年7月7日号

http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=125&from=diary&id=4065383
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