「ニワカ探偵」は、要らない

みんな、消えた少年の安否を思い、やきもきしたわけだよね。
その思いの向ける先が見つからず、それが「何があったのか知りたい」の欲求として凝り固まる。
それがエスカレートする。
そのうちの何割かは「きっとこういう事に違いない、俺に間違いはない」と、誤った結論を引き出してた。

所詮、数分〜数10分のニュースのほかに、我々には情報源は無い。
その程度のもので、実地に捜査をする人々より先んじることなど不可能だ。
つまり我々の憶測などやはり憶測でしかなく、何を言おうと事実には遠いのだ。
言えば言うほど事実からはとおくなるのだ。なぜなら何もかも「憶測　×　変数」だから。

それはまあ、茶の間の我々すなわち「無関係な他者」にとっては普通のことなのかも知れないね。
5分のニュースを聞いて、なにやらの犯人らしき人が取り上げられたとする。それを我々は一秒でこう断ずる。
「あんなやつは刑務所に入れてしまえば良いんだ」

無責任に、そう言ってしまうのだ。たわいない世間話のひとつとして。

しかし、ネット社会である。
ハンドルネームとはいえ、「私」を意味する名のもとに、その言葉を使うなら、それは後々まで残るのだ。
言えば「言ったという事実」は消えない。
重い、のよね。

今回はまあ、あの「画伯事件」のように、すっとぼけて逃げるしかなかったみのもんたみたいな、おバカをやらかす芸能人はいなかったけど、うっかりネットでやらかしてしまった人はいたようで、そんな方々の「ごめんなさい」が、こうしてミクシィつぶやきには溢れてる。
出来れば今回こそ教訓に、そんな軽々な物言いは控えるようになれば良いんだけど。

ともあれ、無事で良かったですね


「つらい思いを」小2の父会見
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=4025198