個人商店はもはやアトラクションなのかも

よくテレビの散歩番組みてて思うんだ。

東京は浅草を芸能人が歩いて、古い喫茶店とか入って、かき氷なんか食べて。店主の昔話なんか語らせてさ。

で「下町の人情が〜」で締めくくる、あれ。

ああ、こうしてモニタの中に押し込めて「フィクションにされる」んだなあって。
味わいたいけど、ほんとに出くわすのは億劫で、だからモニタの中だけでいいや、みたいな。

ほんとにネコを飼うのは大変だから、ネコカフェだけでいいや、みたいな。

そうして、自分はそういうものに触れず、コンビニで無言のままコーヒーなんか買って、家で飲んで。
で、じかに触れない世間にはそうした「温もりが〜」がちゃんとある事にして。

じかに飼ったりしなくてもネコは可愛くて、本屋のオバちゃんは気さくで良い人で、駄菓子屋には子供が楽しく集まっていて、なんてことない近所の定食屋には世話好きの親父さんがいて、酒屋の頑固親父は、頼めばこっそりと旨い酒を出してきてくれたりして。

そうしてフィクションを摂取し、現実では一言の世間話もしないファミレスで飯を食い、本屋には行かず、酒はやっぱり無言で買えるコンビニで発泡酒を買い、ユーチューブを見ながらそれを飲んで、僕たちは檻の中で眠るのだ。

町の温もり？なにいってんの？
それはもうフィクションになったんだよ。僕らはそれを選んだんだ。
でもなにかそれでは寂しくて、嘘でもそれが欲しいんだ。
けど、手を伸ばすのはやっぱり怖くて、だから「のれんをくぐらなくては料金が判らない寿司屋」は行けなくて、だからスシローに行っちゃうんだ。

僕らはそんな、21世紀の動物園の檻の、動物のどれかなのさ。




しまったぁ！なんか変なこと書いちゃった（笑）
酔ってんのかな（笑）



■飲食店オーナーのコラムに賛否両論　「大好きな店を閉店させたくないならちゃんと通おう」は正しいのか
(キャリコネ - 05月31日 19:40)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=210&from=diary&id=4020104