今、現在という時の中を生き続けている我ら。
毎晩眠りにつく度に故郷へ帰っている。
たましいの故郷へ。
いつの日か今生を終えて故郷へ帰ったときには、皆が祝福してくれるだろう。
きっと出迎えてくれるであろう。
次なるステージでの生活は喜びに満ちたものになるであろう。
これは確信している。
この事実がとてつもなく嬉しい。
このために今回の人生はあったといっていいだろう。
私は何度再生してきたのだろうか?
きっと色々な人生があったと思う。
色々な人と出会い、色々な事を経験したことだろう。
私は再びこの世に生を受けることを選ぶだろうか?
聞くところによれば、この世を去ったたましいの多くは再生を望まないのだとか。
わかる気がする。
それほど、霊界について少しでも知れば納得いくということ。
私もその素晴らしさに触れて、感動を覚えた。
掛け値なしに素晴らしい!
もしも、死後に今よりも鈍重な世界に行くとなったら、私は死を恐れたに違いない。
だが、神はそんな意地悪はしなかった。
する訳がない。
死、それはすべての苦からの解放である。
たましいを解き放つ。
その瞬間をただひたすら待ち望む。
物質界という名の現世に生きているからこそ味わうことのできる特権だ。
だからこそ、再びこの世に生まれることを決意した自分自身を褒めたいと思う。
もう一度生まれ変わりたいかと問われれば、ちょっとすぐには答えは出せない。
それぐらいこの世は辛いことも多い。
もちろん、いいこともある。
だけど迷うよ。
目覚めてしまったのだから。
気づいてしまったのだから。
そこではたしてもう一度生まれ変わりたいと思うかどうか。
あの世でゆっくり考えるさ。
時間はたっぷりある。
今はそれよりも幽界や霊界での生活が楽しみでならないんだ。
このワクワク感を上手く表現できないのがもどかしい。
私のこの興奮にも似た感情を伝えられたらどんなに嬉しいだろう。
たまらないよ。
そして今夜も眠りにつき、また故郷へ帰る。
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