mixiユーザー(id:51691436)

2016年05月28日06:16

206 view

ちはやぶる 神代もきかず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは

ちはやぶる 神代もきかず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは 在原業平朝臣

写真は小倉百人一首殿堂時雨殿のサイトhttps://www.shigureden.or.jp/about/database_03.html?id=17
より拝借した画像。

小倉百人一首殿堂時雨殿については前の日記をご覧下さい。


在原業平(ありわらのなりひら)といえば日本史を代表するプレーボーイとして有名で、『伊勢物語』の主人公は業平その人であると古くから信じられてきました。ことに高子や伊勢斎宮との恋を描く段、東下りの段などは名高いですね。その面白さから、近世に近い人と思っていらっしゃる方もおられるようですが、生まれは825(天長2)年ですから平安時代初期の人物です。 出自をたどれば平安京を開いた桓武天皇の曾孫にあたります。

紀貫之は古今和歌集の仮名序において、平安時代初期の和歌の名手として、僧正遍昭、在原業平、文屋康秀、喜撰法師、小野小町、大伴黒主の六人をあげています。いわゆる六歌仙です。


さて、京都市西京区大原野小塩町481番地にある、通称業平寺とも呼ばれている十輪寺(じゅうりんじ)では、毎年5月28日(今年は今日)12:00〜、業平忌が行われています。

十輪寺は天台の古刹です。850(嘉祥3)年文徳天皇が染殿皇后の安産祈願のため伝教大師作の延命地蔵を安置したのが起こりとされています。在原業平が晩年閑居し塩焼の風情を楽しんだという塩がまの旧跡と、宝篋印塔があります。

在原業平は晩年好んでこの寺に住んだことから、命日にあたる5月28日12:00〜14:00には、寺伝統の三弦で法要が営まれます。一弦琴、邦舞、声明舞、朗詠等々の奉納があります。


なお、十輪寺の通常の拝観は、

拝観時間
 9:00〜17:00
拝観料
 400円

十輪寺へは、

JR「向日町(むこうまち)」駅・阪急「東向日(ひがしむこう)」駅〜阪急バス66に乗換、「小塩(おしお)」停留所〜すぐ。

業平忌当日は阪急東向日駅から11:00頃臨時バスが出ます。

自家用車の方はパーク&ライドhttp://www2.city.kyoto.lg.jp/tokei/trafficpolicy/kankochi/index.html
パーク&ライドとは、自家用車は混雑する場所には乗入れず、離れたところに駐車して公共交通に乗り換えることです。十輪寺等西山地域へは、京都縦貫道長岡京インターチェンジの真下にある阪急西山天王山駅前の駐車場が便利です。


京都市産業観光局のサイトの十輪寺のページ→https://kanko.city.kyoto.lg.jp/detail.php?InforKindCode=1&ManageCode=1000099
京都市産業観光局のサイトの業平忌のページ→https://kanko.city.kyoto.lg.jp/eventdetail.php?event_tab=tradition&eventid=160528100&year=2016&month=5&day=28
2 1

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する