サミット終了後の今日、アメリカのオバマ大統領は広島を訪問しました。
そして、「核兵器なき世界」を実現する責務を確認するスピーチを行いました。
僅か1時間ばかりの訪問でしたが、その意義は大きいと思います。
オバマ大統領が就任したのは、2009年1月でした。
この年の10月には、「核なき世界」に向けた国際社会への働きかけが評価され、
ノーベル平和賞が与えられています。
この時、アメリカ主導による核兵器の廃絶に大きな期待を持ちました。
ロシアとの戦略兵器の削減交渉は紆余曲折がありましたが、
2011年2月に、新戦略兵器削減条約(新START)が締結されました。
これにより、戦略核弾頭の数を双方1550発とし、大陸間弾道弾を800基としました。
オバマ大統領ほど核廃絶に前向きなアメリカ大統領はいなかったと思います。
しかし、そのオバマ大統領でさえ、広島を訪問するのが今日になってしまいました。
しかも彼の任期は残り少なくなっています。
それだけアメリカ国内の核兵器を支持する世論は強いのでしょう。
今日の訪問の際のスピーチにも配慮する感じもありました。
それでも来たと言う事実は歴史の一歩となる事を期待したいと思います。
世界中で、いまでも核兵器に対する迷信は根深いものがあります。
現在では、核兵器保有国に核弾頭を搭載したミサイルを発射した瞬間に、
早期警戒衛星がこれを探知し、
発射した国に向けてミサイルを発射出来るようになっていると思います。
つまり核兵器を使ったが最後、自国も核攻撃を受ける事になるはずで、
ミサイル防衛システムがどこまで機能するかの問題もありますが、
双方が悲惨な結果になる事が予想されます。
ですから、核兵器は使えない兵器だと思います。
核保有国同士が核兵器を撃ち合った場合、いわゆる核の冬の問題が起こり、
瞬時ではないかも知れませんが人類が滅亡する可能性があります。
核兵器は大量破壊兵器です。
その悲惨さは目を覆うばかりです。
オバマ大統領には、改めて残り任期を核兵器廃絶に向けて努力をして欲しいと思います。
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