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2016年05月21日17:49

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無伴奏ヴァイオリンのためのシャコンヌ

無伴奏ヴァイオリンのためのシャコンヌ
・ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ 嬰ハ短調
・弦楽四重奏曲第1番
・弦楽四重奏曲第2番

大谷康子(ヴァイオリン)
藤井一興(ピアノ)
大谷康子弦楽四重奏団
大谷康子(第1ヴァイオリン)、田尻順(第2ヴァイオリン)
青木篤子(ヴィオラ)、西谷牧人(チェロ)

録音時期:2011年9月24〜26日
録音場所:武蔵村山市民会館さくらホール
録音方式:デジタル(セッション)
*すべて世界初録音

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作曲者に纏わる目を覆いたくなるスキャンダルは別として、曲自体は実によくできた作品だと思うのは僕だけだろうか?

あの、全世界を騒がせた、「日本の恥」のような事件の為に、このような名曲が闇に葬られるのは、ややもったいない気もするのだが・・・・・。

第一曲目のシャコンヌは、あのバッハの名曲の「編曲物」とも言える作品だが、実によくできた作品で胸を打つような哀愁と感傷に満ちた曲だ。大谷康子さんのバイオリンも素晴らしい。

2011年9月の武蔵村山市民ホールで初演に接した方々は、みなさん相当感動されたのだろうな!というのが、今、このCDを聴いても容易に想像できる。

次の、「ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ 嬰ハ短調」 も歌謡風な親しみやすさの中に哀愁と力強さを醸し出す曲だ。 さきほど、つぶやきに書いた「日本の歌」と、潜在意識の中で通じるような、シンプルな、そして日本人的な感性が素晴らしい。

続く、弦楽四重奏曲は、やや大衆的外面性が目立ち、また古今の名曲からピックアップしたような旋律や和声が随所にみられるが、先に述べたような、(見せかけとも言えるかもしれないが)日本人的な古風な感性で曲が貫かれていて、難しく考えなければ十分に楽しめる曲のように思える。


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