時事通信の記事によると、新開発の化合物を緑内障のマウスに投与し、
症状の進行抑制に成功したと、京都大の研究チームが発表したそうです。
緑内障患者への臨床応用の他、様々な目の病気の治療法につながる可能性があるそうです。
緑内障は光信号を脳に伝える網膜の神経節細胞と神経線維が欠損し、視力障害が起きます。
国内の患者は300万〜400万人と推定され、中途失明原因の1位ですが、
眼圧を下げることが唯一の治療法でした。
研究チームは神経保護効果を持つ「KUS剤」を開発。
急性型、慢性型、眼圧上昇型の3種類の緑内障マウスに投与したところ、
いずれも神経節細胞の減少が抑えられるなどの効果が確認されたそうです。
慢性型では、KUS剤を投与無しの緑内障マウスの神経節細胞は、正常の4分の3程度に減少。
10カ月間投与したマウスでは減少がほとんど見られなかった。
5年後の緑内障患者への投与を目指し、年内にも医師主導の治験を開始準備中との事。
私にとって、目が見えなくなるのが一番の苦痛です。
緑内障は気づかないうちに進行している事も多いので、大変です。
今回の発見はなんだか一つの光明に思えます。
昔よりずいぶん見えにくくなった目ですが、
まだまだ見たいものはいっぱいありますからね!
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