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2016年04月11日22:12

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【落語】柳家小三治 初天神

 結婚できなかったら、その資金で大学に行こうと思う。マジで。
 やはり20前後で親の金で行ったような大学では、なかなか人間、本物の真剣にはなれんよ。

 実際、自分が稼いだ金で専門行ったとき、周りとの温度差に驚いたものだ。
 自分の金で行くと、まさに一分一秒が真剣勝負と思える。この場にいられること自体に、凄まじい価値を感じられた。

 もちろん大学生活で、色々と社会について学んだし、友人が出来たし、趣味も増えたし、いいことはいっぱいあったのだが、
 もっと勉強したかったとは思う。

 私のポテンシャルをもってすれば、卒業は容易すぎた。
 なんて言うと、嫌味に取られるかもしれないが、本当に簡単に卒業できた。
 ただそれが、大学としての本当の意義だったのかと問われるとNOだと思う。

 なんてね、何を馬鹿なと思うかもしれないが、
 実はもう金は貯めてるんですわw というか、資金は出来た。が、結婚に最後の望みを賭けたい!マジで!だから、就職したのに!一切その気配がない!チクショー!婚活だ!←

 ・・・・・・・・婚活ってどうすりゃいいのw
 

 さて、そんなクソッタレな日々を送る私ですが、久しぶりに落語を堪能。
 初天神。実は初天神の噺は、今年別の噺家さんので見ているのだが、
 今回は、人間国宝柳家小三治師匠の初天神。

 いや、もはや名人芸というかなんというか・・・。

 本題に入る前の話も、ふっと笑わされたが、
 とにかく、自然と笑いが起こる落語だった。

 最近の笑いは、無理矢理笑わせるようなもの、いわゆるインパクト勝負となっているが、
 この落語は違う。いわゆる一発ギャグのようなものは一切なく、
 自然と笑いが起こるのだ。

 前に見た人の初天神も、良かった、と書いたが、
 正直なところ、これと比べれば、比較対象として存在するに過ぎない・・・。
 それほどの名人芸だと思う。

 何よりも普通にありそうな親子の会話が、ひょっとしたことから笑いになる形が素晴らしい。
 どこか大人びた子供、まだ童心を忘れない父、この対比がまた面白い、それを最大限に引き出しているのが、柳家小三治師匠だと思う。

 特に、この初天神は、色々な部分を端折って演じられることが多いのだが、
 実に親子の会話に重点を絞って演じられていた。それだけで笑えるというものである。

 あ〜、そういう作り話〜・・・ではなく、極めてナチュラルな笑い話なのである。

 それにしても、表情のひとつひとつからして、完全に子供、大人とわかる。人が交代しているのがはっきりわかる。
 不自然さが一つもない。

 本人は75を超えて保険証が変わったが、稼いでいるから負担率が変わらないとネタにされていたが、
 この話芸は日本の誇るべき宝である。

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