愛好家にとって大問題になるのが外来生物法の第２１条〜２５条の規定です。
生態系等に係る被害を及ぼすおそれがある疑いのある外来生物として主務省令で定めるものを「未判定外来生物」として輸入等に制限を加えています。
主務省令、外来生物法施行規則第２８条によれば、特定外来生物に指定された種の同属がすべて「未判定外来生物」に指定されます。
つまり、ナガエノモウセンゴケ(D.intermedia)が外来生物に指定されればモウセンゴケ属全てが、エフクレタヌキモ（Utricularia inflata）が指定されればタヌキモ属全てが「未判定外来生物」となってしまうわけです。
どんな制限があるかと言うと
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学名、入手国、生態特性に関する情報（生息地や分布状況、根拠になる文献）等を記載しなければ受け付けてくれません。
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環境大臣が特定外来生物とは違って生態系等に被害を及ぼすおそれがあるか否かを判定します。判定期間は届出が出てから６ヶ月以内。
�� 輸入の制限
以下のような制限が掛かります。
１） �△糧縦蠅韮錬砲�でていること。
２） 輸入時に公的機関が証明した種類名証明書が添付されていること。
３） 輸入できるのは成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港及び福岡空港だけ。
届出の時点で我々アマチュアにはハードルが高く、それを食虫植物の専門家でも無いヤツラが判定し、公的機関が証明した種類名証明書が無くてはならず、受け取り場所も制限される。
特に公的機関が証明した種類名証明書、こんなもの海外の業者や趣味家が用意してくれるでしょうか？
事実上、モウセンゴケ属・タヌキモ属全てが輸入不可能と成ってしまいます。
ナガエノモウセンゴケ・エフクレタヌキモだけの制限ではないのです。
今年の９月までに国内で栽培されているモウセンゴケ属・タヌキモ属しか今後栽培できないことになります。
なんとかナガエノモウセンゴケ・エフクレタヌキモの特定外来生物指定を回避しなければ成りません。
次回より、そちらに言及したいと思います。
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