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2016年03月13日17:25

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【美術】誰もが楽しめる安心設計「ピクサー展」

皆様、お今晩は。東京都現代美術館にて5月29日迄開催中の「ピクサー展」に行って参りました。その感想です。


「トイ・ストーリー」や「ファインディング・ニモ」、「インサイド・ヘッド」そして最新作「アーロと少年」など、数々の人気作品を世界に送り出すピクサー・アニメーション・スタジオ。1986年、アメリカのカリフォルニアで、ジョン・ラセター、エド・キャットマル、スティーブ・ジョブズらが奇跡のような運命で共に集い、ピクサーは設立されました。2016年はスタジオ設立30周年の節目となります。
ピクサー作品は、日本やアメリカだけでなく世界中で上映され、多くのファンに愛され続けていますが、それはコンピュータアニメーションという優れた技術だけによるものではなく、独創的なストーリーや魅力的なキャラクターなどの存在があるからです。驚くべきことに、ピクサーには技術スタッフと同じくらい多くのアーティストやデザイナーたちが在籍しており、彼らはストーリーや映画のビジュアルなどを考える企画の構想段階で、手描きのドローイングやパステル画、デジタルペインティング、彫刻などを数々生みだし、ピクサー作品の創造性を支えています。
本展は、そうした創作活動にスポットライトをあて、ピクサーに所属するアーティストたちが映画制作の過程で創り出した多種多様なアートワークの全貌を紹介するものです。2005年にニューヨーク近代美術館でスタートし、世界各国で好評を博した世界巡回展が、2016年、スタジオ設立30周年を記念した作品群を加え、構成を新たにして日本に上陸します。

流行っているものが必ずしも自分にとって良いものであるかどうかは別として、今回の「ピクサー展」は、「流行っているものにはそれなりの裏付けがある」ことを如実に示す好企画となっているのであります。

平日の昼間に行ったのですが、それを思わせないだけの動員を誇っておりましたが会場に行ってみて納得でしてピクサーファンの人が行ったら頬が緩んでついでに財布の紐も緩み放しの恐るべき設定になっておりますし、そうでない自分のようなものが行っても十分に楽しめるし「値段だけのことはある」お薦めできる内容なのであります。


今回迂闊にも初めて知ったのですが、ピクサー設立には、あのスティーヴ・ジョブスが絡んでいたことすら知らなかったのでありますし、後進の育成にも力を注いている「優良企業」であることが素人目にも如実にわかる構成となっていることに唸ったのでありまして、確かにこれは一旗揚げようと思ったクリエイター達が目指す場所であるのが解ったのであります。

それとは別に美術展としても実に良く練れておりまして、良くある作品のセル画の展示だけではなく、鉛筆デッサンやキャラクターの模型、そして短編映画館やアッと驚くアートスケープ等、ここまで楽しめちゃって良いの?と思わせる内容でありました。

これから観る人へお願いなんですが、出来ればコレクション展もタダで観れる事ですし、順番を逆にしてコレクション展を先に観て「ピクサー展」にしても良いので両方観て行って欲しいなぁと思うのでありました。



http://pxr30.jp/
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