これまで何度も書いているが、福島第一事故、最大の教訓は「そこに放射性物質がある限り、完全な安全はない」。これに尽きる。
まあ、海水やバナナ。石炭程度以下の放射能しかもたない「汚染物質」を恐れてもしかたないのだが・・・
さて、原発ゼロと政策で謳っても、実現は容易ではない。
・東海村で日本原電がやっている「廃炉」はまだ続いており、それなりの漏洩事例もある。
・福島第一事故現場は言うに及ばず。
どちらも、優秀な技術者たちが技術・技能・科学の粋を集めて努力を続けている。本当に難しい大事業だ。が、絶対にやり遂げなければならない。
そこには原子炉というバカでかい放射性物質の塊があり、周辺機器も汚染されている。最大の問題は核燃料であって、使用していないウラン燃料なら数億年・数十億年も放射線を出しつづける。使用済なら放射線のエネルギーは大変高いが、数万年は崩壊を続ける。
政治家が「原発をゼロにしろ」と命令しても「けっしてなくなったりしない」。どこかへ持っていくにしても方法がまだ存在しない。
「危険だから止めろ」といっても「危険はずっとそこにある」ままなのだ。「福島第一の教訓」を隠している連中に騙されてはいけない。
ただでさえ、中国・韓国・北朝鮮でさえ、原子力施設が稼働中であり、日本は風下にある。日本の原子炉を止めただけで「安全」だの「危険除去」だの言うのは大間違いだ。
さらに、日本には法的な問題もある。
原子力協定をはじめとする国際的な約束事だ。政治家なら絶対に知っているとおり、国際条約・協定は国内法より優先する。
それらの条約・協定で「日本はウラン・プルトニウムをすべて平和的用途、つまり発電に使用する」と約束しているのだ。その約束を反故にするなら、その対策も出しておかねばならないはずだが、野党からそんな話は一切聞かない。北朝鮮の例を見るまでもなく、勝手な条約破棄・約束破りをやれば経済・貿易などに世界から制裁が加えられる。日本に原油・天然ガス・食料・鉱石などなどが入ってこなくなったらあっという間に日本は崩壊する。
放射性物質の最終処分もとち狂った発言は2度と許してははならない。(私は現代の海運に匹敵する安全性と低コストを宇宙輸送でも実現したあと、月の裏側の地下あたりに保管するのがもっとも安全な「最終処分」だろうと考えている。ただし時間はかかる・・・)
技術的にも、物理的にも、法的にも、絶対にできないことを「争点」にするバカどもを支持するつもりは一切ない。
これも何度も書いていることだが、大切なのは「どうやって安全にしていくか」であって、その前提にたった提言・議論ができないのであればただの「選挙目当て」である。
■原発推進、揺らぐ信頼=野党は争点化目指す―安倍政権
(時事通信社 - 03月10日 15:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=3891662
ログインしてコメントを確認・投稿する