ジョージ・マーティン

「5人目のビートルズ」ジョージ・マーティンさん死去
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=128&from=diary&id=3890025

ジョージ・マーティンに関して、本人のインタビュー記事で知った印象的なエピソードがある。
それは、「タッグ・オブ・ウォー」（だったと思う）で久しぶりにポール・マッカートニーのプロデュースをした時のこと。
当初ジョージ・マーティンは、ポールからのプロデュース依頼を断っていた。
ポールとのいい友人関係を大事にしたいから、というのがその理由だった。
それでもポールがぜひにというので、ジョージ・マーティンはプロデュースを引き受けることにしたのだが、そうと決まったら、ジョージ・マーティンはポールにこういった。
「この前聴かせてもらった曲だけど、あれはクズだ」

……プロデューサーの仕事の本質が垣間見えた気がした。やはりなれ合いではいい仕事はできないのだな、と。

もう１つ、いつだったか忘れてしまったが、松村雄策がインタビューした時のこと。
インタビューを終えた松村雄策は、ジョージ・マーティンにサインを求めたのだが、ジョージ・マーティンはただサインをするだけでなく、名前を日本語で書きたいから、紙に君の名前を書いてくれ、といった。
松村雄策はちょっとためらったが、ジョージ・マーティンに遠慮するなといわれ、「雄策」と漢字で書いた紙を渡した。
ジョージ・マーティンは「これは難しい」と苦労しながらも、ちゃんと名前を書いてくれたという。
いやあ、いい人だなあ、ジョージ・マーティン。
ご冥福を。