世界各国で起きた、3件の連続強盗事件。
連邦捜査局FBIの研修生ユタは、犯人がエクストリームスポーツのプレイヤーで、ある思想が犯行動機だと考え、潜入捜査を志願する。
ユタ自身も過去にエクストリームスポーツで有名だった事から、犯人達と次第に意気投合してゆくが…。
オリジナル作品のタイトルは「ハートブルー」。
そのリメイク作品です。
ちなみにオリジナル作品の方は
監督 キャサリン・ビグロー(「ハートロッカー」)
ユタ キアヌ・リーヴス(「マトリックス」シリーズ)
犯人のリーダー パトリック・スウェイジ(「ゴースト ニューヨークの幻」)
サーフィンやスカイダイビングなどの迫力がある映像、連続銀行強盗を追うFBIの潜入捜査官が、彼らと行動を共にしているうちに感情移入してゆく危うい心の変化が面白かった。
追う者と追われる者の間に芽生える友情が印象的。
さて、この作品。
プロのスタントマンと撮影スタッフが本気で撮った映像の迫力の凄さを久しぶりに堪能しましたw
高所恐怖症の方はご注意ください。本当に怖い…。
作品冒頭のオフロードバイクのジャンプ
「6秒以内で風に乗れなかったら即死だな」と苦笑いしながら、ムササビのようなジャンプスーツを着て崖の上から飛び降りる
「あのシーン」は、死者が出たとか出なかったと当時話題になった映画「ミッション」を思わず連想しました
ほぼ垂直に近い雪山の斜面だけでも怖いのに、ゴツゴツと頭を出している岩を避けながらスノーボードで一気に駆け下りるなんて正気の沙汰じゃない
エクストリームスポーツの映像を見るのが好きな人なら、気にいると思います。
とくにサーフィンが好きな人なら食いつきたくなるかも。
ストーリーを一行で書くとオリジナル作品と同じですが、その主張はずいぶん変わっている印象です。
「ハートブルー」は、エクストリームスポーツに熱中するあまりに自分を見失ってしまった犯罪者と、彼等を追ううちに「エクストリームスポーツ」の魅力に囚われた捜査官を描いていました。
作中で、山を登る途中で犯人の一人が踏み潰された空缶をさりげなく拾っているシーン。
これを見て「この人は本当に山が好きなんだなぁ」と、なんだか共感。
面白かったw
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