監督 リドリー・スコット
主演 マット・デイモン
火星を調査していた主人公(マット・デイモン)は、突然の嵐に巻き込まれて仲間達とはぐれてしまう。
仲間達は通信不能になった彼が死んでしまったと判断。
嵐から逃れるために調査を中止して、火星を離れて地球へと出発した。
しかし、彼は生きていた。
基地にある食糧は一ヶ月分、もちろん火星には水も酸素もない。
次回の有人探査船の到着は四年後。
絶望的な状況の中で、彼は生き延びることはできるのか?
主人公が何も無い宇宙空間で悪戦苦闘するところは、最近公開されたサンドラ・ブロック主演作品「ゼロ・グラビティ」を彷彿とさせます。
個人的には、実際にあったNASA史上最悪の事故を描いたトム・ハンクス主演作品「アポロ13」に近い印象ですね。
地球のNASAのスタッフが、限られた時間と機材を使って、団結して知恵を絞るところはハラハラさせられます。
トム・ハンクスと言えば、大海原の孤島で一人ぼっちになってしまう「キャスト・アウェイ」という作品もありましたが、この作品の舞台は地球から2億km以上離れた火星。
火星に一人取り残された主人公の絶望感、想像するのも嫌になる…。
ストーリーは重い印象ですが、作品を通して見ているとカラッとしていて明るいんですよね。
主人公は常にポジティブ思考で、そして科学者。
生存不可能な状況の中で、科学の知識を駆使して一つ一つの問題を解決してゆく過程が面白い。
日記代わりにビデオに映像やコメントを記録しますが、彼の軽口や悪態は見ていて笑えます。
「酸素の作り方」のシーン、体を張ったコントかと思ったw
体といえば、筋骨隆々なマットが作品後半で痩せ細っていたのはCGでしょうか?鶏ガラのような細い腕が痛々しい。
作中に出てくる楽曲は主に、火星調査隊の隊長が私物で持ち込んだ「'70年代のディスコヒット曲」。
ABBAの曲を劇場で聴いたのは、「マンマ・ミーア」以来でしたw
クライマックスへ向けてストーリーが盛り上がるところで、デビッド・ボーイの「スターマン」が流れるところは個人的に名シーン!
面白かったw
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