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2016年02月09日12:39

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小説や詩


 鴈の寺  2002年   (株)新潮社


 著者 水上 勉

 朗読 池端慎之助




 乞食女の捨て子として生まれ、惨めな日々を送っ

 てきた少年僧慈念。彼の不幸な生い立ちを知って

 きた和尚の内妻里子は愛しさのあまり、ある夜、

 慈念を犯してしまう。里子に抱かれた慈念の胸に

 芽生えたのは、毎夜彼女と狂態を繰り返し、自分

 には辛く当たる和尚への殺意だった。



 赤ひげ診療譚

 第4集 おくめ殺し   2010年  (株)新潮社


 家主の息子の代までは家賃をただにするという奇妙な

 取り決めのある長屋があった。しかし息子松次郎は自

 分の代になってこの約束を反故にし長屋の取り毀しを

 図る。住民たちは困惑するがこの取り決めにはある秘

 密が隠されていた。


著者 山本周五郎

 
 朗読 嵐圭史

















死。

 死は、生における重きことだといつも考えていた。

 朗読を聞いてみれば、頂点に死がある。

 目の前に”死”を照らしてみなくても、

 こびりついて離れないものがある。






 この死は、

 いままで頭に浮かばなかったもの。

 ランナーが走る、あるいは道を歩いている。

 その連続上に死があると、思い込んでいた。





 小説、詩や写真の中に、死がある。

 その死が、目の前に見えてきた。

 この私が、まじかに見えているものが、

 人によっては映らないのかと。

 



 毎日毎日、働くために通勤し、

 歩き通している気分だ。

 人が見えてくる、自分を通して。

 人を見て、自分がわかってくる。


 







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