花道や茶道と並んで、戦車で模擬戦を行う戦車道が女子の嗜みとされている世界が舞台のアニメーション作品です。
女子高校生の主人公が仲間達と共に、学校の存続をかけて大学選抜の強敵チームと戦車道で戦うというストーリー。
見た人がみんな口を揃えて面白かったと言っていたところに、今日からリバイバル上映されると知って、さっそく見てきました。
戦車で戦うと聞いて眉間に皺をよせる人もいるかと思いますが、ストーリーや登場するキャラクターはまるで「スポーツ」モノですね。
戦争映画ではないので、戦車に砲弾が直撃しても誰も死ぬことはありません。念のためw
主人公が努力したり仲間と友情を育んだり、強いライバルに苦戦するところは王道の展開。
ストーリーや演出は極めてシンプルですが、「観客が見たいモノ」を凝縮しているところが、この作品のヒットの要因だと思います。
一昔前の熱血スポ根モノ?「エースをねらえ」や「アタックNo1」と違うところは、緩やかに描かれている何気ない日常の中の、友達や家族との交流が主人公の心の支えになっているあたり。
戦車で戦う仲間達も、いわゆる「個性的な問題児」が多いのですが、一見バラバラなメンバーが一つの目的に向かって結束するストーリー展開には思わず引き込まれます。
作品中盤で主人公の学校の危機を聞きつけた「仲間達」が、続々と集まってくるシチュエーションは見どころ。
最近ではブラピ主演作品「FURY」が戦車ファンの中で話題になりましたが、この作品の戦車の考証には唖然とします。
狸は小学生の頃に、タミヤの戦車のプラモデルを熱心に作ってました。
お気に入りは、ソ連のT34とドイツのロンメル。
よく通っていた模型店で、「タミヤニュース」(?)という小冊子をたまに買って熱心に読んでました。
戦車を通して語られる歴史的な背景が面白かった。
ドイツ最大級の戦車「マウス」の開発者が、「カブトムシ」の愛称で知られるフォルクスワーゲンや、スポーツカーで有名なポルシェ博士…。
蝶や観覧車などの、戦争映画についての考察はマイミクさん達が既に指摘されているので省きます。
大音響とリアリティがある映像、迫力があって楽しい作品でした。
面白かったW
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