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2016年01月29日22:02

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2日目は大峰山（山上ヶ岳）　H28.01.28

翌日は5時に起きる積りだったのに、結局は車で家を出たのは8時半。洞川温泉旅館街から奥は普通タイヤでは厳しそうだったので、洞川温泉の駐車場に車を停めると10時半から歩き始めました。もうこの時には時間的に登頂は難しいと思っていたので（しかも肝心の地図を忘れていた）、散策程度でも構わないだろうと11時半に山上ヶ岳登山口から登り始めました。それにしても登山道には昨日下りて来たと思われる足跡が1人分付いているだけで、それも洞辻茶屋から上には踏み跡が全く見当たらない事には驚かされました。

私は全くトレースの付いていない雪山は初めてだったので少しばかり逡巡しましたが、まだ時間が13時半と早かった事もあって行ける所まで行って見ようと決心しました。途中、洞辻配電盤の所でルートに迷ったものの、程なくして陀羅尼助茶屋に辿り着きました。そしてここに掛かっていた温度計を確認すると-2度を指していて、しかし天候は晴れ後曇りで、稜線上も殆ど風は吹いていなかったのでそれほど寒くはなかったです。積雪量もツボ足で膝辺りまでで、場所によっては股下まで埋まる程度でした。こうして後もう少し、後もう少しと思いながら先を進んで行ったのですが、漸く前方に宿坊群が現れたので、そこまでは行って見ようとその方向を目指していたら50m程ルートを外れていました。そして腰まで埋まりながらルートに復帰して暫く進むと、龍泉寺の宿坊に到着したのでした。時計を見ると15時半で、もうここまで来たら頂上を踏まずとも充分に思われました。

ここでお湯を沸かしてカップラーメンと行動食を摂り、それにホットココアでしっかりと水分を補給した後は16:10に下山を開始しました。途中のルートを外れた箇所を正しく進むと西ノ覗に出たのですが、ここはルートが折れ曲がっているので判り辛いですね。しかし後は自分の踏み跡を辿るだけなので気は楽です。途中、陀羅尼助茶屋の手前で携帯の着信音が鳴ったので出て見れば主任からでした。山の中でauの電波が入るなんて珍しいのですが、仕事中の相手に呑気に雪山の話をするものだから、お互いに余りの場違いさに大笑いしてしまいました。こうして次第に辺りが薄暗くなって行く中を登山口へと下りて来たのは17時半で、その後も雪明りの中をヘッドライトも付けずに歩き通しました。やはり雪山は最高ですね。それとスノーシューは必需品だなと痛感したのでした。否、それともワカンの方が良いのかな？