『差別者のボクに捧げる!』
ハンセン病差別ルポの名著ですが、各種のリストから外れています。
キリスト教系の療養所の一部の、純潔強制の問題をとりあげて、
法華経批判を展開しているからです。
差別となると、運動の背景の思想の問題が出てきます。
たとえば、�昇絞未箸いμ簑蠅�あったとしたら、
共産党系のX差別反対運動、新興宗教系のX差別問題研究会…が出てきます。運動の問題点を議論するとしたら、時には背景の思想に切り込まないといけません。
ここで、腰が引けたら、おしまいです。
法華経といえば、
今の仏教系の大学の紀要は、徹底的に文献成立事情の論文しか出てきません。
五時教判の影響で、たまたま、天台が最高経典にした…
という意見が出ていいはずです。
すなわち、批判してもいいはずで、批判者が再度回心するなどということもあっていいはずですが…
それがないということは、教理研究がないということですね。
また、法華経擁護派は、たとえば、三宅氏の指摘、
お経の中に
「法華経を貶したものが、報いとしてハンセン病にかかる」という記述があること
(つまり、経の作者には、ハンセン病差別があったということ)
に正面から立ち向かい反論するべきでしょう。
いまは、ハンセン病差別の問題は、膠着状態だと思います。
人権的な観点から差別はいけないということになりましたが、近代についてすら、問題が究明されていない。
三宅氏の著作には、
光田の隔離政策には、療養所の職員の雇用の問題が絡んでいたから、医学的にナンセンスだと言われても、維持された
という貴重な指摘もあります。
あるサイトによると、大学病院がハンセン病患者(多くは治療により菌の排出がなくなった人でしょう)の外来診療経験は、60%にも及ぶそうです。
専門外来もあるようですが、皮膚科××医師が火曜日午後外来担当 などと、一般人に気づかれないようにしています。「××医師」がどういう先生かを知り得る患者や患者を支援しているソーシャルワーカーさんなどハンセン病の現状について知っている人だけがピンとくる仕組みです。
そうでもしないと、一般の患者が理不尽なクレームをつけるからでしょうね。
結局、ハンセン病問題は、
差別の総括にも
差別の根絶にも
完全に失敗しています。
■【人権の島と向き合う(5)完】ハンセン病は世界を変える 長島愛生園歴史館学芸員・田村朋久さん
(産経新聞 - 01月23日 09:03)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=3&from=diary&id=3817234
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