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2016年01月22日22:14

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クトゥルー年初め

平成28年1月16日土曜日12時〜。
新宿ロフトプラスワンにて。
飲食は梅チャーハンと鴨ロース、飲み物はトマトジュースを一杯、ジンジャーエールを二杯頼んだ。
望月三起也先生と菊地秀行先生の対談。
望月先生は体調を崩されていて、苦しそうなご様子だった(もしかして、喘息かな?)が、それでも菊地先生とのお話は楽しそうにパワフルに話されていた。
菊地先生が、吉田竜夫先生の作品で拳銃が正確に描かれていた事があったが、そのスペック迄も描いたのは望月先生が最初だと云われると、それは吉田先生のアシスタント時代に望月先生が描かれたものだと云う事だった。
望月先生は、お好きなものしか描かれず、「ワイルド7」も編集部全員に反対され編集部は「秘密探偵JA」の様なものをもっと描いて欲しがったが、そうしたものに飽きておられた先生が、どうしてもと云う事でやらせて貰い、こんなのどうせ駄目だ、と想っていた編集部の思惑を覆して人気に成ったそうで、望月先生のファンは主に「JA派」と「ワイルド7派」に分かれると云う事だったが、わたしは「JA派」か。人々から誤解され悪く想われているが、本当は悪人ではない・・・これが「ワイルド7」を描く際の主人公達だったそうで、少年漫画のタブーを二つ破っているとの事で、主人公が複数である事と、悪党を描いている事。
「ワイルド7」のメンバー中、途中参加は最初から「殺され要員」との事。又、「世界」を殺したのは早過ぎたとの事で、以後8年後悔し続けたと仰っておられた。
それから先生は野球が全然判らず、ボールを打って三塁へ走った事がお有りだったとか・・・それで「巨人の星」が流行った時、編集からも野球漫画を薦められたものの頑としてお受けに成らなかったそうだ。逆にサッカーがお好きでサッカー漫画は幾つか描かれているものの、全く当たらなかったとか。
尚、ワイルド7は幾度か映像化されているが、先生は「実写はどれもダメ」とバッサリ!
質問コーナーで北原尚彦先生が、「バイク騎士事件」の或る場面について質問され、矢張り元ネタは「人間豹」、それも子供時代に貸し本屋のオヤジの眼を盗んでオバさんだけの時に借りて読んだものだったそうだ。
望月先生は体調が悪く対談終了後に酸素吸入をされていたが、サイン会には参加されず早々にお帰りに成った。
尚、アシスタントの方が云われるには望月先生はバーに朝迄居られるのがお好きで、銀座でさいとうたかを先生、水島新司先生と一緒に朝の8時迄居られた事が有るとか。(三人共、一滴も飲めない)
望月先生直筆の絵のオークションが行われ、中には7万円で落札されたものも在った。
今回はクトゥルーイベントと云うより「ウエスタン忍風帖」発刊イベントと云った感じが強く、クトゥルーをまるで知らない望月先生のファンが居るかと想えば望月先生の事をよく知らないクトゥルーのファンが居たり菊地先生のファンが居たりでビンゴは望月先生&クトゥルー・ビンゴと成る。が、聞いていたらバイアクヘーとビャーキーと、それぞれ別枠で出ていたな。
サイン会で関係者の皆さんにサインを頂き、二次会会場のカフェには井上雅彦先生が居らしたので、その場で臨時サイン会。
写真は撮らなかったが、林檎のケーキとエスプレッソに挿し湯しながら飲むと云う変わった飲み方のコーヒーを頼んでみた。でも、これなら普通にエスプレッソで良かった。

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