台湾の民衆は偉大だ ! 自分たちの国の進むべき方向を決めた ! しかも経済状況の先行き不安の懸念を度外視して、自分たちの自由と民主主義を守ろうとしたのです。
民進党の蔡 英文氏が国民党の朱立倫氏を破って、新しい台湾総統の座を射止めたのです。
前任の馬 英九氏は中国との経済関係を深くして台湾の停滞気味な経済を活性させようとしたのですが、中国本土との関係に深入りすると、台湾はやがて中国に飲み込まれてしまうと危惧した蔡 英文氏がこれに反対し、国民はその持論に同意したのです。しかも、約2倍の大差で・・。
国・共抗争の戦争による圧力で、劣勢の国民党が海を渡って台湾に逃れ、台湾で国民党政権を樹立する前から台湾の人達は中国本土とは一線を画した考えを持って居て、蒋 介石たち本土の連中とは違うと言う意識でした。それが色々な経緯を経て大陸に共産政権が生まれ、台湾も其れと現実的な関わりを持たざるを得なくなり、共産中国との交易で台湾も其れなりに成長して来たのですが、馬 英九が其れをもっと深めようとした事が反発を招いたのです。
中・台関係はこの他にも微妙で複雑な要素を含んでいるのですが、私には此れ以上は説明できません。 只、私個人としては今回の台湾人の選択を大いに歓迎します。その理由は、馬 英九氏はこの処少なからず「反日色」を強めていたからです。
台湾のこの現実に鑑み、台湾は日本より数倍民主主義が育って居る様な気がして来ました。
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