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2015年12月27日02:41

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これが日本の現住所……

安倍ちゃん毎日のように外国で兆単位のカネを撒き、
「思いやり予算」にはン千億円つけたくせに、
貧困児童の支援には国の予算を出すのも惜しんで
民間からの基金で間に合わせようとする。

政府の責任でやるべきことを民間に丸投げする
ケチ臭い魂胆は気に入らないけど、

安倍ちゃんはおそらく、
景気回復して政権への支持率が上がってるという
とりまき連中のお追従を真に受けて、
政府が呼びかけたら
億単位のカネがすぐにでも集まると踏んでたんだろう。

思い出されるのは、
石原慎太郎が知事時代にやった、
尖閣列島購入のための募金。

あの時集まったカネは
確か11億円ぐらいだったか。

 (日本政府の尖閣国有化宣言で
  宙に浮いたあのカネは
  いったいどこへ行ってしまったのか……。
  関係者がてんでにつまみ食いして
  どこへともなく消えちゃったんじゃないかという悪寒が)

たぶんその二匹目のドジョウをねらってたのでは。

そうは問屋が卸さなかったわけだが。


ところで、「子ども貧困基金」の不調は、
いろいろ示唆するところが多い。

10月から12月までの二か月間で集まった寄付金は、
222件645万円、ということは
一件当たりおよそ2万9000円。
金額全体と一件当たりの額から推してみるに、
たぶんほとんど小市民の寄付ばかりで、
大企業などの大口はほとんどないのではなかろうか。

この募金の現実が、
今の日本の実情を如実に物語っているような気がする。

まず、アベノミクスそのものが上っ面だけで
国民の経済状況自体が苦しくなっているから、
貧困児童への経済的支援が必要なことはわかっても、
ない袖は振れない。

次に、基金を管理運営する
「日本財団」だの「国民運動推進事務局」だのという
組織自体が信用できない。

国民からカネを集めておいて、それを何に使うか
知れたもんじゃないという警戒感がある。

内閣府が関与しているのならば
安倍総理肝煎りの団体と考えられるけれども、
結局のところ
その安倍自身に信用がないということである。

第三に、資金の助成を受けるNPOなどの団体も
疑わしいと思われている。

たとえまともな団体でも、
200万円くらいの助成では
それほど大したことはできないんじゃないかという気もするけれど。

最後に、貧困家庭というけど、
援助したってどうせ
親のパチンコやら何やらの浪費に消えるのがオチで、
そんな家庭に支援したって子供のためにならず、
無駄だという計算がはたらいている。

要するに、
アベノミクスのなんのといったところで、
結局何にも信用できないという不信と酷薄の空気が蔓延している。
これが、ウソ偽りのない日本の現住所である。

ネトウヨなんかは
おれみたいな奴が安倍自公政権を批判すると
アベガージミンガーとかいって揶揄するけれど、
実は彼らでさえ
別に身銭を切ってまで安倍政権の施策を積極的に支えてやる気はない、ということが
こういうケースを見るとよく分かるんだよな。



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■子ども貧困基金、募金低調=4月スタートへ政府てこ入れ
(時事通信社 - 12月26日 07:01)

 政府が子どもの貧困対策のため10月に新設した「子どもの未来応援基金」の原資とする民間募金が想定通りに集まらず、てこ入れを迫られている。来年4月の事業スタート時に必要な金額を数千万円規模と見込むが、12月20日時点で222件、計645万円にとどまっているためだ。

 政府は昨年8月、「子どもの貧困対策に関する大綱」を閣議決定。応援基金は、官民が協力して対策を進める「子どもの未来応援国民運動」の一環で設立された。貧困家庭の子どもの学校外教育支援や生活支援に取り組むNPOなどの団体に対する助成が活動の柱。日本財団が基金を管理し、内閣府や文部科学省など関係府省と同財団で構成する国民運動推進事務局が運営に当たる。

 1団体当たりの助成額は200万円を想定、内閣府の担当者は事業開始時の対象について「少なくとも10〜20団体は助成したい」としており、資金は現状では大幅に不足している。基金が発足したばかりで存在が知られていないことや、事業の実績がないことがネックになっているようだ。 

http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=3777893
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