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2015年12月20日23:40

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宇宙刑事ニコ生同窓会2 イベントダイジェストその10 まばたくシネマ不思議色編


星銃士ビスマルクは、マジでもっと評価されていいと思うんだ(挨拶

―――村上さんは洋画好き
村上「(イベント当日時点で)昨日も、NHKでドラゴンが実在したらどんな風になるかという番組をやっていた。自分は洋画をたくさん見てきているが、日本の映画人は、洋画を全然見ていない。『バイキングや西部劇を見たか?』とスタッフに尋ねてもほとんど見ていないことが多い。星銃士ビスマルクも、戦艦ビスマルクから取った。ビスマルクという名前がいい」
村上「(映画の話)アルジェリアの独立を描いた映画などが印象に残っている。この映画では、事件をフランスが解決している。不謹慎だが、最近起きたテロ事件も、フランスでテロができなくなれば日本に来るかもしれない」

―――さきほどのビスマルクもそうだが、村上さんの発想のそもそもの着想元はどこか?
村上「バンダイ(注:現在のバンダイではなく、ポピーなどを吸収合併する前のバンダイ)でいろいろ作った。キャラクターをやるのは、ポピーに移ってから。まず、ライジンゴーをやって、そのあとライディーンを手掛けた。子供がきっと喜ぶであろうと思える、自分が得意とするデザインに入る」
村上「私が入社したころというのは、TVに出てくるものと、玩具とのギャップが凄かった。アトムが弁当箱みたいな車に乗っかっている。なんとか、劇中そのままを再現させたい。それが、工業デザインの究極である」
村上「超合金マジンガーZは、当初頭部はソフビ製だった。だが、このソフビの出来が悪く、金型を作り直した。マジンガーZで7回金型を作り直し、頭部の材料がプラスチックに変わった…と思ったら、マジンガーZのTVが終わってしまい、グレートマジンガーに切り替わった」

―――ライディーンの話
村上「東北新社、今のサンライズの前身といえる会社の人が、自分を企画会議に呼んだ。自分の上司からも参加して来い、と言われた」
村上「アパートを借りて、そこに人を集めて会議が行われた。内容は『ポストマジンガーZを作れ』というもの。ところが、何時間かかってもアイデアが何も出ない。5時間くらいやって、解散して、改めてもう1度この日に集まろうという話になった」
村上「自分の家に帰ってきて、日本の忍者に「○○変化」的なものがあったのを思い出し、そうか、変化(へんげ)→変化(へんか)→変形(へんけい)で、二面性のあるキャラクターにすればいいのでは?と思いついた」
村上「デザインした、ロボットまがいのヒーローは強いものでなければならない」
村上「強くて空を飛べないとダメ。では、空を飛ぶ強いものはなんだろう?イーグルだ」村上「こんな風に考えて、図面を引いて、ペーパークラフトを制作し、次のアイデア会議に持ち込んだ。『面白い、やろう』という反応が得られた」
村上「変形第一号が産まれでた瞬間だ」

鈴村「ゲッターロボは変わらないが(笑)」
村上「その頃は、まだ、技術でのノウハウがなかった。ライディーンで変形、コン・バトラーで合体のフォーマット、基本ができた」

村上「コン・バトラーの合体の強度不足は、ジョイントに磁石を使ったことによるものではなく、嵌合(注:発言そのまま。嵌めあいのこと)の問題。重量で耐えられずに崩れてしまい、ゴムで縛った。ボルテスVの時は、その問題も解決した」

つづく。次回、某「国民的人気の白いロボットアニメ」の話題が出るぞ。
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