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2015年12月17日23:58

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本末転倒を予防する

仕事が立て込んで来ると、とにかくこなして行くことに注意が集まり、優先順位を考えるのは難しくなります。他の人を待たせない、と言うのが定番の優先順位のひとつで、特に苦情が来たら優先順位が変わってしまう場合は要注意です。自分の作業効率優先で考えると、組み立てた段取りが崩れて、どうせなら始めからそちらを先にする段取りをしておけばもっとましな作業ができた、と言うことになります。人を待たせないように来たボールはすぐ次に回す、と言うのは気配りであると同時にリスク管理でもあります。

難しい仕事を先にやるか、易しい仕事を先にやるかは議論の別れるところです。やり残しが多いだけで(仕事自体の)管理負荷が上がりますから、すぐに終わる仕事をさっさと終わらせるのも有効だし、難しい仕事が残っているのも気掛かりなのでこちらもそこそこ効果的です。この辺は心理的な影響がメインなので人による部分も大きいかもしれません。ただ、心理的と自覚的は違うので、自分にとってどちらが負荷になるかは検証しておく必要があります。

難しい仕事のうち、気が進まないからやりたくない、と言うタイプの難しい仕事はそれこそさっさと済ませておくのがオススメです。ただ、それをやるのが気が重くて結局何も出来ずに終わるくらいなら他のことをやるべきです。それでも、「これをやりきったら、とうとうあれをやらなくては・・」なんてやっぱり効率が落ちるので、それくらいならやらないことにしたら?と思ってしまうのですが、一般的な感覚では「そんなこと言ったって、やらないと・・」となるんですよね。いや、それならさっさとやれよ、と言うと「人の気持ちがわからない」と言われます。嫌なことをやらなきゃいけない、と言う気持ちを長時間かかえていたくない、と言うのは人の気持ちを理解していることにならないのでしょうか。

ともあれ、そんな優先順位付けも、忙しくなってから考えるのはかなり困難です。と言うか、普段から習慣付けて自然に優先順位をつけられるようになっておかないとプレッシャーのかかる状態で「優先順位をつけよう」と言う発想自体が出てきません。出てきたとしても、そこから優先順位の付け方を考えるのは厳しいでしょう。やらなきゃいけないことがたくさんあるときに直接役に立つ訳でもない知識を頭に入れるのは人間の性質に反しています。私の場合は逃避行動で違う勉強を始めると言うのがありましたが、最近では逃避であると認識したので作業に集中するようになりました。これも優先順位を考える習慣を付けた一つの成果かも知れません。
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