ワガママラーメン体験記

最近は特にアメリカの大都市で本格的に日本風のラーメンを出す店が繁盛している。ワタクシもこの夏、ニューヨークでバリバリに博多風のラーメンを堪能した。一方で、寿司と同じようにナンチャッテ感がいっぱいのシロモノを出すチェーンもあちこちにある。その中でも特に有名なのがロンドンを本拠とする「ワガママ」というチェーン。スープがヌルイとか麺にコシがないとか、とにかく日本人には評判が悪い。でも流行っていることも事実で、以前からコワいもの見たさで食べてみたいと思っていた。今日の午後、少し遅い昼メシをヒースロー空港で食べることになり、迷わずこの店をセレクト。注文したのは一番人気のワガママラーメン。
チャーシューも１枚載っているが、それより鶏むね肉のほうがたくさん載っている。イギリス人はむね肉が好きだからね。あとはワカメ、メンマ、チクワ（だったかな）など、とにかく具材は豊富。スープはミソベースのようだが、何となく焦点がぼやけている感じ。麺には確かにコシがない。でも中国の汁そばとかでもっと酷いものを食べたことがあるので、特に驚くほどのものでもない。
全体的に見て、素晴らしく美味しいとは確かに言い難いけれど、それほど文句をつけるようなシロモノでもないように思う。ただし値段は１１ポンドなので２千円強。具がたくさん載っていることを考慮しても、これはあまりに高すぎる。イギリスあたりで普通に食べられているラーメンがこんなものだということを確認する機会としては面白かったが、もう一度行くかと聞かれれば答えは自明（笑）