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2015年11月10日01:43

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それがパンクというものさ

ラジオでハービー山口が、自身のロンドン修業時代(?)の話をしていた。

70年代、当時のロンドンはまさにパンク・ムーヴメントの真っ只中。
そんなある日、確か地下鉄でだったと思うが、ハービー山口はジョー・ストラマーに遭遇する。
これはチャンスだと勇気を出して恐る恐る話しかける。自分は日本からカメラマンの修業をしている云々。それで写真を撮らせてくれませんか、と。
ジョー・ストラマーは「いいよ」と快諾。
そして写真を撮り終え、別れ際、ジョー・ストラマーはこう言い残した。
「撮りたいものはみんな撮れよ。それがパンクだ」
それ以来、この言葉は、ハービー山口の座右の銘となったそう。

いやあ、ジョー・ストラマー、カッコいいなあ。
この話に感動して、やっぱりパンクだぜ、と思い(笑)、久々にクラッシュの「ロンドン・コーリング」を聴く。
当時バンドが絶頂期だったことがよくわかる、豊饒なロックンロールがぎっしり詰まった、まさに名盤。

正直いうと、最初に聴いた時は、「え、これがパンク?」と戸惑ったりもした。
しかし、1枚目2枚目の衝動的破壊的なパンク・ロックから、ロックンロールやR&B、レゲエといった多様な要素を取り込んで音楽的進化を果たしたのが、この「ロンドン・コーリング」なのだ。

ちなみに「ローリングストーン」誌は80年代のベストアルバムに本作を挙げている。
それを聞いたジョー・ストラマーは、「あれは79年のアルバムだ」といっていたのが、おかしかった。
イギリスでは79年の12月、アメリカでは80年の1月にリリースというタイムラグのせいなのだけれど。
まあ、そんな感じで、今、気分はクラッシュです。
アルバムの中で特に好きな曲「ヘイトフル」。




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