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2015年11月01日18:38

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映画「初春狸御殿」1959年

今日 2本目の映画は「初春狸御殿」



狸の国、カチカチ山の村娘お黒は大の孝行者だ。父の泥右衛門がカチカチ山で兎にしてやられた火傷の古きずの手当てに薬を売りに来る栗助を、憎からず思っていた。栗助もお黒が好きだった。ある日、猟師に追われて森へ逃げ出したお黒と泥右衛門は、番傘に化けた。同じく逃げこんできた狸御殿の腰元たちが、折からのにわか雨にこの番傘をさして帰った。狸御殿では、隣国の若君狸吉郎がきぬた姫との見合いにやって来るというので大騒ぎ。しかしきぬた姫は人間の夫を持ちたいと狸吉郎の到着と同時に人間社会へ家出してしまった。老女の狸路はお黒がきぬた姫と瓜二つなのを利用し、お黒を姫の身代りに立てた。狸吉郎はこのお黒にすっかり魅せられてしまった。きぬた姫の行方は一向に分らなかった。狸吉郎とお黒の恋愛はどんどん進行した。家老の狸右衛門は、お家安泰のために結婚させようと決心した。ところが、姫が人間たちから相手にされず悄然と狸の国へ帰って来たのだ。泥右衛門はいま帰られては折角の玉のコシがと、姫の帰路を襲った。これを知ったお黒は、姫の姿に代り、泥右衛門の一刀を浴びた。しかしお黒も栗助の薬で奇跡的に助かった。かくしていまはしとやかな娘に帰ったきぬた姫と狸吉郎、お黒と栗助という二組の祝言がめでたく取り行われることになった。

スタッフ
監督 木村恵吾
脚本 木村恵吾
企画 山崎昭郎
製作 三浦信夫
撮影 今井ひろし
美術 上里義三 、 西岡善信
音楽 吉田正
録音 大谷巖
照明 岡本健一
編集 菅沼完二

キャスト
狸吉郎 市川雷蔵
きぬた姫 若尾文子
お黒 若尾文子
栗助 勝新太郎
第四の姫 中村玉緒
第二の姫 金田一敦子
第六の姫 仁木多鶴子
腰元かえで 真城千都世
第一の姫 近藤美恵子
腰元おはぎ 二代目水谷八重子
家老狸右衛門 二代目中村鴈治郎
第七の姫 藤本二三代
第三の姫 神楽坂浮子
第五の姫 松尾和子
河童おぶく 小浜奈々子
老女狸路 楠トシエ
腰元おかや 岸正子
腰元尾花 美川純子
腰元おくず 大和七海路
腰元桔梗 小町瑠美子
河童おぴよ 毛利郁子
泥右衛門 菅井一郎
奥番狸六 トニー谷
泥右衛門乾分狸松 江戸家猫八
泥右衛門乾分狸五郎 三遊亭小金馬
善六 左卜全
用人狸十郎 嵐三右衛門

この映画は、「和製ミュージカル」で、踊り、歌も入って、まるで舞台のミュージカルを観ているような感じだった。1959年に こんなに楽しいミュージカル映画が存在したことに 私は驚いた。

市川雷蔵が衣装を早変わりしながら、ずっと 綺麗な女優さんと踊り続けていて、なかなか美しかった。
中村玉緒さんも踊っていて、可愛らしかった!

若尾文子は、2役を演じていて、大活躍だった。

この映画はカラーだったので、いろんな着物を着て、目にも鮮やかで、絢爛豪華だった!

ストーリーは、昔話のようだったが、炭坑節やら 草津の歌などが替え歌で出てきたり、マヒナスターズが さむらい風の恰好で 歌うのも 楽しく、「頑張って 日本のミュージカルを作った」という心意気が感じられて、何だか嬉しい気持ちになった。



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