先日、南京大虐殺関係の資料が世界記憶遺産に登録された事について日記に書きました。
その時、同時にシベリ抑留の資料が登録されましたが、
これについては、ロシアから抗議が出ていないと書きましたが、
昨日、ロシア政府は、ユネスコの「政治利用」だとして
登録の撤回を求める方針を固めた事が報じられています。
どうやら、日本がシベリア抑留関係の資料を申請した時から抗議していたようです。
世界記憶遺産は、1997年から登録が始まっています。
歴史的記録物は、消滅する可能性が高いので、
これを保存し、デジタル化によって、全世界の人が見られるようにするものです。
従って、歴史的出来事自体を登録するものではなく、
歴史的出来事を検証できる記録物が対象です。
当然の事ながら、捏造に関しては十分調べた上で登録しているのだと思います。
南京大虐殺の資料の登録が決まってから、
自民党では、ユネスコに対する分担金を見直すよう決議を行いました。
今日の報道では、民主党も同調するような動きです。
だいぶ強気な対応だなぁと思っていたのですが、
ユネスコに対する分担金は、
既に最大の分担金率のアメリカが支払いを停止しているのですね。
アメリカは、2011年ユネスコへのパレスチナの正式加盟に抗議するため、
支払いを停止しています。
この事を知っている人が言いだしたのかも知れませんが、
組織についての問題と個々の登録に関する問題は質的に違うような気がします。
いずれにしても、アメリカの支払い停止で財政的に苦しいユネスコに対して、
分担金を人質に取って、自分の主張をごり押ししようとするのは、
テロ国家と同じような感じがしますが、どうなのでしょうか。
改めて書きますが、日本はこんなにレベルの低い国だったのですね。
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