自民党は26日、安定的な皇位継承のための皇族数確保策に関し、
旧宮家の男系男子を養子縁組で皇籍に復帰させるなど、
政府の有識者会議の報告書が示した2案を「必要」とする党見解を
衆参両院の議長に提出しました。
養子縁組後に生まれた男子は皇位継承資格を有するのが適切だとしています。
どうも、日本の保守層は男系男子で凝り固まっているようです。
男性が持つY染色体が神武天皇から繋がっていると言う奇怪な論法を、
国会で堂々と述べたのは安倍晋三でしたが、
Y染色体云々(でんでんではありません)と言うのは、疑似科学だと思っていますし、
男女平等の原則などは、全く眼中に入っていない感じです。
増して、今の世界的な流れは、
LGBT問題などその男女の区別すらも曖昧になりつつあります。
現在、男系男子にこだわる事は、余りにも時代錯誤だと思います。
今の皇室をどのように考えるかは立場によって大きく分かれるとは思いますが、
僕は、太平洋戦争後日本の社会が混乱する事を避けるため、
GHQが作り出した政治的な妥協の産物だと思っています。
昭和天皇が戦犯とならなかったのも、こうした流れだからでしょう。
日本国憲法は、基本的人権の尊重を大きな柱にしていますが、
現在の天皇制は、この原則の例外的な制度です。
皇族の人権なども、全く考えられていません。
憲法第2条で、世襲を定めた事は、いずれ消滅する事も
制定して人の頭の中にあったのではないかと思うのですが、考え過ぎでしょうか?
いずれにしても、今の日本は、妙なアナクロニズムが蔓延しています。
戦前への回帰を目指しているような雰囲気もあり、
中国の脅威を声高に叫んで、防衛費は膨らみ続けています。
僕は、日本が戦争が出来る国になりつつあるように感じています。
一度戦争になれば、大きな犠牲が出る事は、
ウクライナやパレスチナの情勢を見ても分かる通りです。
男系男子にこだわる人々の動きは、
こうした一連の流れの中にあると考えて良いのではないかと思っています。
昨日、自民党の茂木幹事長は
「事柄の性格上、政争の具にしたり、国論を二分するようなことがあってはならない。
静謐な環境のもとで誠実に協議を重ね、立法府の総意を作り上げていきたい」と
記者団に語ったと報じられていますが、
これは、国民的な議論をさせないで、決めてしまいたいとの意向でしょう。
これこそ危険な事だと思っています。
【今日の一句】
気を付けて 仕舞ったはずが 場所忘れ
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