オーバーツーリズム・・・

　今日は、ゴールデンウイークも中休みですが、
　あるいはこの３日間休んで、10連休と言う人もいるかも知れません。
　連休前半、我が家の近くの餃子通りも凄い賑わいでした。
　２時間〜３時間待ちとの表示を見ましたが、それ以上だったかも知れません。

　普段は車の通行には問題がない通りに人が溢れて、車を出すのも躊躇う状況です。
　このゴールデンウイークから、餃子会の方でガードマンを３人配置し、
　車の通行を妨げないよう、交通整理してくれています。
　それで多少の効果はあるような感じです。

　このような、特定の観光地で、訪問客の著しい増加等が、
　地域住民の生活や自然環境、景観等に対して
　受忍限度を超える負の影響をもたらしたり、
　観光客の満足度を著しく低下させるような状況をオーバーツーリズムと言いますが、
　日本だけに限らず、世界の観光地で問題が起きているようです。

　今朝の下野新聞によると、
　ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇は28日、
　イタリアの世界的観光地、ベネチアを訪問し、ミサを執り行いました。
　サンマルコ広場に集まった１万人以上の信者を前に説教し、
　「ベネチアは水と一体だ。
　　この自然環境を保護しなければ消滅してしまうかもしれない」と述べたとの事です。
　ベネチアでは、教皇訪問に先立ち、
　日帰り観光客に５ユーロ（約850円）の入場料の徴収が始まりました。
　オーバーツーリズム問題への対策の一環との事です。
　これに関連して教皇は、
　「観光を適切に管理し、
　　人（の暮らし）に適した環境をつくり出すことの難しさ」があると語ったと
　報じられています。

　政府は、インバウンドとの横文字を使って、
　外国からの観光客の受け入れを進めていて、
　やはり国内でも様々な問題が起きているようです。
　外国人観光客だけでなく、日本の観光客が集中するこのゴールデンウイークは、
　各地でオーバーツーリズムが起きているのかも知れません。
　観光は、地域の経済に大きな恩恵を与えますから、
　簡単に規制する訳にも行かないのでしょう。
　どうしたら良いのでしょうね？

　僕は、混雑が嫌いなので、ゴールデンウイークは家に籠っています。


【今日の一句】
　勝てません　あの娘の微笑　ウィンクに