バックヤード/克己の部屋/夜/曇り
中「…ふぅん?」
蛇「如何です?」
中「僕は要らないなぁ。要りそうな奴は知っているがね」
ミ「おや、マスターお客様ですか」
中「ああ。茶は出さなくて良いよ」
蛇「へぇ、今、帰るトコでして、しかし旦那は羨ましいですなぁ」
中「何が?」
蛇「こんなに綺麗な奥様がいらして」
ミ「お上手ですね、そんな危なそうな物でなければ買っていたところです」
蛇「うへぇ、危なくはねぇですよぉ」
中「まぁ、普通に考えたら危ねぇってソレ」
蛇「ですかねぇ?」
中・ミ「ですね」
蛇「うへぇ、こりゃ参りました」
レ「…ますたぁ、ミク姉、何してるの…?」
ミ「おや、寝ぼけ気味のレン君じゃないですか」
レ「……?」
蛇「りんご、如何です?」
レ「…わぁ…おいしそう…」
中「…まぁ、レン君なら大丈夫か。ほれ、お代だ」
蛇「毎度あり〜、それじゃ、また来やすね」
ミ「……ホントに売ったら直ぐ逃げますね、あの蛇」
中「……まぁ、そうね」
レ「…(シャクシャク) …おいし〜…」
ミ「はいはい、レン君ベッドはあっちですよ〜」
レ「…はぁ〜い…」
中「……ふむ。望む夢が見れるリンゴねぇ?」
そんな。
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