mixiユーザー(id:555665)

2015年09月22日20:45

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月世界の戦慄

4連休。かみさんが仕事っぱなしなので特にやることもなし。
墓参り行って、風呂掃除して、車掃除して。


・ゾンビヘッズ 死にぞこないの青い春

※トレーラーを貼りたかったけど、けっこうグロめなので止めました。
YOUTUBEで検索してみてね!

何者かに実験でゾンビにされてしまった男が、同じ半分ゾンビの仲間や「言うことを聞くゾンビ」と一緒に、恋人に指輪を届けるため旅をするロードムービー風のゾンビコメディ。
ゾンビコメディの定番といえば「ショーン・オブ・ザ・デッド」や「ゾンビランド」ですが、序盤から中盤にかけてはその2作品に劣らない勢いと笑いに加え、なかなかのゴア描写も見せてくれます。
同じ境遇のブレントやチーズとの、笑いあり喧嘩あり涙ありの友情もグッときましたし、下ネタ満載の退役軍人クリフやゾンビハンターたちもそれぞれキャラが立ってました。もはやこのジャンルにはおなじみの、名作ゾンビ映画へのオマージュもあり、ゾンビ映画ファンも受け入れられるんじゃないでしょうか。
惜しいのは終盤、勢いがだんだんと尻すぼみになっていくことと、ラストが唐突すぎてちょっとついていけませんでした。「真相」にはかなり意表を突かれましたが。ラストだけ切り取ると、爽やかでいい終わり方なんですけどね。
ゾンビなのにすがしがしい青春映画なので、ゾンビ映画初心者におすすめです。ちょっと「宇宙人ポール」を思い出す空気を感じました。



・バーサーカー

ネット(のごくごく一部)で注目のカルトホラーの傑作みたいな扱われ方をしていたので興味を持って鑑賞していたんですが、残念ながら自分には合いませんでした。
内容的には「悪魔のいけにえ」と同系統の、荒木飛呂彦先生いわく典型的な「田舎に行ったら襲われた」スラッシャーホラー。一見普通そうなババアが犠牲者を家に引き込み、鉄のアゴとデカいナイフを持つサージェンや皿を投げる小男のプレートが殺害役なんですが、プレートの皿は別に鋭利な刃物とかではなく普通の皿なので、当たっても結構痛い程度。なので殺害役は実質サージェンのみ。「ウィロー」の主人公もこんなZ級映画に出るようになってしまって…
期待の殺人シーンも、惨たらしいというよりは粗くて雑で汚く、もっさりしていて何というのかな、「スラッシャー!」というよりは「すらっしゃぁ〜」みたいな。わかりづらい表現ですみません。
犠牲者側も主人公のティナを除き、フリークスに老人、デブ、チンピラとどうにも絵ヅラ映えしませんし、揃いも揃って演技が大根なうえにキャラが薄くて殺されてもまったく記憶に残らない。大ボスの「クリエイター」は見た目のインパクトは特大でしたが、非常にムリヤリかつ不条理な終盤の展開に引きずられてもったいない退場の仕方をしてしまいます。
極めつけは本編終了後のスタッフロール。別に終わり方はこの手の映画ではありがちなものだし、文句はないけれど、ヒロインの悲鳴を延々とBGMにして流されたのにはゲンナリ。久々に早送りしちゃいましたよ。
それでもサージェンの造型なんかは秀逸だと思いますし、子どもも容赦なく真っ二つになったり、終盤でティナがバイクでブッ飛ばすシーンなんかは良かったのですが付いていけない部分が大きすぎ。
ホラー映画の定番の流れを汲みながら、意図的にボタンを掛け違えてドヤ顔しているような映画なので非常に見る人を選びますが、確かにエネルギーというか、いかれ具合というか「えらいものを見てしまった…」という思いは残りました。たぶんもう見ないけど。
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