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2015年09月22日14:02

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読書という水辺

人はみな水辺を持ち、
そこから何かの意欲をもらっている。

疲れても苦しんでも、
もう一度再生して新しい自分を目指す力の源みたいなもの。

私にとっての心の水辺の一つは
好きな作家の小説を読むこと。

ということで、咳が出るが徐々に回復しているので
積読だった本を読むことに。

それは好きな作家の中の一人、ジュンパ・ラヒリ。
ロンドン生まれだが両親がベンガル人なので
インドと西洋文化の葛藤、混沌を描き出す名手。
読んでいるのは昨夏に翻訳された「低地」。

話はカルカッタ郊外の年子の兄弟のうちの弟が
革命運動に身を投じたため、
両親と身重の妻の眼前の自宅近くの低地で
警官に射殺される、というところから始まる。

お話しとはいえ40年くらい前のインドでは
頻繁に起こっていた出来事。

この出だしはどうしても今の安保法案をめぐるデモを思う。
その表決やデモの是非について私には正直わからない。
どちらの意見もそうだなと思うほど無知な私。
ただ沢山の人がデモに行き、
お子さんも連れてデモに行く若いお母さんたちを見て、
テレビである韓国籍のコメンテーターが
「国会議事堂の前であんなに騒いでも逮捕されない
成熟した日本がうらやましい。
この地球上ではあんなことをしたら
その場で撃たれたり、家族も逮捕される国がまだまだある。
誰も投石しないし
催涙弾が飛び交わないデモが出来るのはすごいし、
デモ後にゴミが無いのも素晴らしい」
と涙を浮かべて語っていた、

このコメントは今回の長編小説の内容とリンクして
より物語の世界に引っ張って行かれる。

さてまた読書の水辺に戻ります。
ずぶずぶ〜。。。。

【補記】
(1)再開の目途は9月29日(火)の大船での
   ワンセルフアカデミーからを予定。
 
   なお、教材やカードの発送作業は従来通り。
   
(2)会社のHPを9/1付けで更新
   http://homepage2.nifty.com/oneself2001/

(3)公開講座のカレンダー
   http://f.orion-angelica.jp/oneself_apply/#googlec

(4)この内容とはまた違う観点で綴る
   「ワンセルフカードの広場」
   http://ameblo.jp/oneself2012/





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